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閑話休題(かんわきゅうだい) 着物 つゆの頃

おはようございます

着物押しの紅です。


〈閑話休題 つゆ の巻〉

「さて、」=閑話休題

という意味だそうです。

閑話休題 時々使おうと思うので「つゆ」と季節を入れました。


「どうして 着物を 着ることが・・・」

を書き続けてもいいのですが、過去の記憶をたどる旅になってしまうので、ちょっとだけ今をお伝えします。


コロナ自粛が明けて

特に仕事が増えることもなく平坦な日々です。


「和裁を習いたい」

という女性がみえました。

体格のよい方で、ご自身に合う着物がないので

「自分で縫う」

ということで浴衣のレッスンを開始しました。

なるほどな〜

体型で諦めてしまう方もいるのかも?

新たな視点です。


紅がバイトしていた

婚礼会場での留袖の着付け

「嫁入り時に持たせてもらった留袖」

が窮屈になっていても

お持ちになります。

「日本女性はなぜこんなに太ってしまったのだろうか?」

と思うほど大きな方いらっしゃいます。


体型に着物が合っていればそれでも素敵に着物を着ることができます。

着物ってそういう物。


逆にとても小柄できゃしゃな方が、L寸の着物を持ってきます。

大は小を兼ねる

とは言いますが

無用の長物

着せることはできますが。


着物は「お誂え(おあつらえ)」という言葉を使います。

既成の洋服が大量に出回る令和の日本では死語かもしれません。

「あなたに合わせてぴったりに仕立てる」

自分に合った着物は

着やすいし、着崩れしにくい。

それに

あなたのために って素敵です。

お母さんが自分のために着物を縫ってくれるのってきっと嬉しいですよね。


現代人が

自分を大切に思えない、自尊感情が低くメンタルを傷つけやすい。っていうのも自分のために誰かが何かをしてくれている実感がお金の向こうに隠れてみえなくなってしまったからなのかもしれません。


それから

断捨離で要らなくなった着物を譲り受けた方から

自分のサイズにお直ししてほしい

という依頼が。


年配の方から譲られたという素晴らしい夏着物3枚。

裄(ゆき)直し

をさせていただくことに。

左手がずいぶんよくなったのでリハビリがてら縫いたいです。


コロナでお休みしていた和裁サークルも再開しました。

紅の和裁の先生が訳あって休講中なので、一緒に学んでいる人たちが集まって縫い物を進めています。

みんなで宿題している感じ。

教室で学ぶのとは違って、和気あいあいとしています。


袷を縫いかけていたメンバーに紅が袖付けを教えていて右袖はつきました。

左袖は宿題にすることにして「まち針」だけは止めてあげました。

翌朝早く

「苦労したけどひとりで袖がつけられました」

と喜びとお礼のメールが。

自分で進むと自信につながりますね。

紅よりうんとお姉さんですが、幾つになっても学べるんだなと本当に励まされました。


日々の出会いに感謝です、


今日の写真は

着物もお休みして

梅雨の頃に出まわる青梅です。

洗ったらキレイな水の膜が。

年に一度の出会いです。

梅干しを10キロ漬けました。

食糧難に備えています。  紅




よろしければサポートお願いします。m(_ _)m 着物のテーマパークを作るのが夢です。 令和の女性たちにも(もちろん男性も)ふだん着物を楽しんでもらえたらいいなと思って活動しています。 紅