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閑話休題 ことしもあと少し

おはようございます

着物推しの紅です。

かなり冷えてきました。

「寒くなると老人が死ぬ」

と80代のお姉さんが言っていました。


〈 抽象論で一致できる人 の巻 〉

そうか

忘れてた。

それは道理なんだけど忘れがち

実際に寒さで高齢者が亡くなったらまたメディアが大騒ぎするんだろうな。


昨日、

手作りの猫用カラーを買いに友人が日本酒の瓶と肴を下げてやってきた。

ノーベル賞の授賞式で飲まれたものらしい。

里芋のポテトサラダとブロッコリーとイカの中華炒めなんかを作って酒盛り。

(なんのこっちゃ)

帰り際には実家の母みたいに野菜やポテサラを持たせてあげる。

(食べ切れないんで)


伝統芸能の話やら景気がどうなる?

などの答えのない話をする。

「来年は恐慌が心配される」

「コロナの出口は3年」


来年の話をすると鬼が笑う

昔の人はいいことを言ったものだ。

人間の力ではどうにもならないことを知っていたんだろう。

現代日本人は万能感に汚染されているみたいだな。


そういえば

彼女との話は他の人と話す内容とずいぶん違う。

史実や伝統芸能に通じているので

野菜の切り方一つでも比較文化論に。


芸事や技術の習得についての抽象的な話題も

一致点を見出す。


先日の

和装婚礼のモデル撮影の時に80代の先輩が

着物や帯を修正してくれると

「5割増しで美しくなる」

「着物がピカッと光る」

というわけのわからない紅の言葉を

「ン、わかるよ」


伝統芸能の先輩たちも

今後どうやって後輩たちを導いていくのか、生き延びていくのか

迷いが見える。

営々と続いてきた歴史はいつ途絶えてもおかしくない時代。

着物の運命も同様。


紅は講談界の復興事情にちょっとだけ興味があり

神田松之丞氏が現れた頃からチラ見していた。

伯山襲名

ちょっと早くない?

って素人ながら感じたけど


楽屋裏を伝えるYouTube見ていると

この界隈が賑わい華やいでバブリー

先輩たちも相当恩恵を受けているんだろうな〜

と感じられる。

伯山様さま〜🙏


このシステムを他の界隈にも流用できないんだろうか?


確か昨日気づいたことだけど

日本の花嫁姿は様式美なんだと思う。

個人の好みや趣味ではない。

それを決まり事とか不合理とかうるさいとか堅苦しいと思うあなたはわかっていない。

見えていない。


それは着物の着付けだけの問題ではなく

時間の区切り方や空間の切り取り方にもつながる。


それって

理屈ではなく因数分解はできないかもしれないけれど

伝わる人には伝わる。

伝わる人はわかる人より人数が多くなる。

だから

伯山は伝わる。


あ〜!

わけわからなくなりそう。

(大丈夫わかってます)


今日の写真は

由緒ある神社での一枚

この銀糸の打ち掛けは非常に重いんです。  紅












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紅
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