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閑話休題 母は やっぱり 大地であり海
おはようございます
着物推しの紅です。
といってもまだ3時半
昨日に引き続き
婚礼の着付けのバイトが入ったので
早起きをする予定でした。
〈 明け方は ミラクルタイム の巻 〉
#早起き
目覚めたら3時。
午後からお客様がお見えになる予定を 少し遅らせてもらって
急に入った バイトの仕事を受けることにした。
いつもは朝に書いているnote
全ての用事をこなしてから
「noteの原稿を書くのは無理だな〜」
と
思っていたので
早く目覚めたのを幸いに
パソコンに向かうことに。
#母の気持ち
仕事から帰って 掃除をしてからお風呂に入った。
同僚が荷物を届けて欲しいと 立ち寄ることになっていたので
「19時までお風呂に入ってるから」
LINEをしておいた。
髪を乾かしていると
お知り合いの女性から電話が・・・
お嬢様のご縁がまとまったという お母様。
着物のことでご相談。
数日前にもご相談いただいたのだけど
ずっとヤキモキしているという。
これから来たいというので
服を着替えたり、眉を描いたり・・・
慶事の節目に 娘に晴れ着を着せたいという
母の気持ち。
母の迷いのまま
お着物をしばらくお預かりすることに。
紅の役目は 晴れ着の仕立て直し。
なんだけど
今回はカウンセラーかな。
母の心が定まるまで お預かりすることに。
#季節
日本には四季があり
着物には季節がある。
せっかく準備しても 季節が動けば着られないこともある。
そんなしきたりは
着物を着ない方には とても 不自由に感じられるんだと思う。
でも
季節によって 違うからこそ
身に纏った記憶は
鮮やかで
しらず知らず
心に刻まれる。
人はこんな一日を 時折り 重ねることで
自尊心や
親の想いを
携えて
人生を送れるんだと思う。
#自分にはそんな日はなかった
と感じる方もいるかもしれない。
不幸な親子関係は ままある。
でも
年を経ると
違った感覚になることも。
先日 世を騒がせた事件で
電車内で 幸せそうだということを理由に 女性を切りつけた暴漢がいた。
彼がどんな境遇かは推し量る術もないが
彼にも 愛された日々がなかったとは思えない。
というか
紅が思いたくないだけなのかしら?
たぶん
忘れてしまっただけ。
ある日
ひょんなことで
思い出さないとも限らない。
ヒトが生まれる時に 母が苦しむのは
産み落とす
という 一事 だけで 大きな愛を受け渡しているんだ。
命懸けなんだから。
紅が子どもの頃
母はたまに着物をあつらえてくれた。
10代 初めの頃だったと思う。
とても美しい 桃色の小紋 と 紅色の帯
を
締めるのが もったいないような 玉虫色に光り輝く帯
実際には
あまり 着ることもなかった。
時を経て
その着物を眺める時に
その美しさに
母の想いを感じる。
それは だいぶ年をとってからのこと。
想われていたことの 形代としての着物。
着物ってやっぱり素敵だな と思う。
ずーっと昔の母の想いが
今日の紅をも 幸せにしてくれる。
今日の写真は
北野異人館での一枚。
窓ガラスに映る 素敵な一瞬。 紅
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