一流デザイナーの服では解決しない?自問自答が始まった日
かつての私は、「一流デザイナーがデザインした服を着ていれば、素敵に見える」と信じていました。
だって、一流のデザイナーが作る服は洗練されていて高価で、シルエットが素敵で、おしゃれに見える。そう思っていました。
でも、ある日、それが揺らぐ出来事があったのです。
理想のはずだった光景に違和感を覚える
その日、私はある有名トップブランドの店に足を運びました。
そのブランドは、これから私がたくさんの服を揃えていきたいと思っていた憧れの場所。そこには、一流のデザイナーが生み出した美しい服やバッグが並んでいました。
店内には、まるで運命を満喫しているかのような雰囲気の女性がいました。彼女は、ブランドの象徴とも言える何千万円なのか?と思われる高価なバッグを持ち、何人もの店員さんを従えながら、次々と服を試着し、選び、買っていました。
もちろん、そのブランドの服を全身に身につけていらっしゃるようでした。
「これぞ、最高におしゃれな人の姿だ」と思うはずでした。でも、不思議とそうは思えなかったのです。
「この人みたいになりたい」と思えない違和感
その女性は、まさに私が「一流デザイナーの服を着ることが素敵の証」と考えていた理論の体現者でした。にもかかわらず、どうしても「私もこうなりたい!」と思えなかったのです。
彼女は決して悪いわけではなく、むしろ素敵な女性でした。ただ、私の中で何かが引っかかりました。それは「服やバッグだけで自分を素敵に見せることはできないのでは?」という疑問。
自問自答の始まり
その出来事をきっかけに、私は「一流のデザイナーの服を着ていれば素敵に見える」という考えを見直すことにしました。
「私が本当に素敵に見えたいと思う理由は何だろう?」
「服だけじゃなくて、何が大切なんだろう?」
これを考え始めることで、ファッションだけでなく、自分自身の生き方や在り方についても向き合うようになりました。
気づいたこと
自問自答の中で気づいたのは、服は確かに大切な要素だけど、それだけでは「素敵な人」にはなれないということ。
心が豊かであること
人に優しくできること
自分に自信を持つこと
穏やかで、周りにハッピーな空気を作れること
こうした内面的な部分があるからこそ、ファッションも生きてくるんだと思いました。
これからの私
一流のデザイナーの服を買うのをやめたわけではありません。でも、それがすべてではないことが腑に落ちました。
今後は、自分に合ったスタイルを模索しながら、「自分らしく素敵でいる」ことを目指していきたいと思います。
最後に
一流の服やバッグが、自分の価値を決めるわけではありません。もちろんそれらを楽しむのは素晴らしいこと。でも、それ以上に、「自分がどう生きたいか」を考えることが大切だと気づきました。
これからも、自問自答を続けながら、心もファッションも整えていきたいと思います。