嫌だと思ったことに驚いた事
先日自分用の浴衣を友人たちと作るために集まりました。
着る予定日が先に決まっていて、急かされるように作る私たち。
結果、ミシンで縦縫いを全部やってしまうことに!
いわゆるハイテクミシン仕立て手縫い併用です。
サクサクと印を付けてミシンが得意な子にがーっとやってもらいました。
背縫い
脇縫い
衽縫い
袖
その時は切る日も迫っているし、全く気にしてなかったんです。
とにかく出来上がればの一心で没頭。
家に帰ってきてふと我に返ると、いや、自分の分だけなら普通に手縫いで間に合ったのでは?という気持ちが高まり・・・
せっかく和裁の技能を持っているのに、やっつけ作業でやってしまったことが悲しくなってきました。
だからと言って今から解いて作り直すのは骨が折れるし、時間もかかる。
ミシンは解くのがとにかく大変だから。
ちなみに私は和裁士だからと言って、ミシン仕立ての綺麗な着物も見たことがありますし、偏見はないです!
ただやっつけ仕事でやってしまったことに達成感ではなく、脱力感と布を大切に扱えなかったことへの申し訳なさを感じております。
でもこんな風に嫌だなと思うことに驚き!
前だったら気にしなかったと思うので、自分の変化にとにかく驚きました。
今回の浴衣は丁寧にくけと衿付けをして、末永く大切に着てあげようと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?