職業訓練校での日々
2月後半、無事に職業訓練校からめでたく合格通知を受け取りました。
当時かなりの倍率で、難関校。
和裁に限らず職業訓練校を受験された方のレポートを読みましたが、何が合格の基準になるかわからず、ドキドキする毎日からやっと解放されました。
仕事にはすでに退職の意向を伝えていたので、不合格だったならばここから就活スタートしなければならないという背水の陣だったので、本当に合格してほっとしました。
さて万感の思いで合格し、和裁の道が開けた学校の内容を簡単に紹介します。
和裁の縫う技術実技
着物・和裁関連知識の座学
着付け&その関連実技
色彩に関する座学
繊維等を学ぶ座学
社会人マナー&エクセル・ワード講座
基本的にはこの6種類でした。
1か月単位で時間割が決められていて、縫う授業はほぼ毎日あります。そして数か月に1回ほど美術館や綿摘み等のお出掛けする体育もありました。いわゆる息抜きです。
和裁の職業訓練校の目標は大きく分けて2つ
和裁検定4級合格(浴衣)
和裁技能検定3級合格(長襦袢)
どちらも合格させるために先生方がみっちりと検定対策をしてくれます。
生徒も先生も必死でした。
ここまでしてくれているんだから、受からなくてはという気持ちにもなります。
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さて4月
ついに和裁を毎日やる日が始まりました。
面接官から『毎日来られますか』『腰や膝は悪くありませんか』と聞かれたのも、持ち物に座布団があったのも納得。
ほぼほぼ畳の上に座って授業を受けます。
約7時間休憩をはさみつつずっと胡坐か正座で畳の上
現代人には慣れていないので辛いのでは?
身体に不安のある方は慣れるまで少し大変かもしれない。
私は胡坐は苦手なまでも、実家ではほぼ正座だったこともありそこはすんなりクリアできました。
そして運針
1も2まもなく毎日運針
とにかくまっすぐ縫うことも針目をそろえることも難しい1年生
いろんな先生が自己紹介代わりに先生の運針を見せてくれるので、
自分なりにこうかな?ああかな?とやってみますが、針目は蛇行
そうこうしている間に1か月過ぎ、多少針目がましになってきたころ、ついに浴衣の縫製が始まりました!
先生が選んだ反物でもかわいい反物にテンションが上がります!
クラスメイトも嬉しそうにどんな柄と見せ合いながらキャーキャーしました。
そしてその楽しさと同じくらい柄合わせの難しさに絶望を味わいます。
半日柄合わせで終わることもしばしば・・・
職業訓練校では生徒全員同じペースで進むのは最初だけ。
浴衣以降は手が早い人は新しい反物を渡してもらえ、
どんどん縫うことが出来ます。
Aさんは浴衣を5枚仕上げたけど、Bさんは2枚だけということも。
誰が早いとか綺麗とか口にはださなくても、雰囲気でだんだんわかってくるので、自分のやる気次第で上にも下にもいく世界でした。
プロの世界に足も入れていないけど、精神が鍛えられる学校生活でした。
続きはまた次回!
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