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着物の柄 芍薬

着物の柄につかわれる美しき芍薬(しゃくやく)についてお話しします。
芍薬は主に5月から6月にかけて咲きます。
初夏に花を咲かせるため、庭園でその美しい花を見ることができます。
芍薬は多くの種類があり、色もさまざまです。芍薬の花はその華やかさと風情から、日本の春から初夏にかけて楽しむ特別な存在となっています。

芍薬の意味合いや象徴とは

  1. 幸福と繁栄:芍薬は、幸福や繁栄を象徴するとされ、特に結婚式やお祝いごとの場で使われることが多いです。新しい人生の門出を祝う意味があり、特別なイベントにふさわしい花とされています。

  2. 愛情と情熱:芍薬の華やかさは、愛情や情熱を表すとされ、恋人同士の絆や親密さを象徴することがあります。特に、対の花が描かれるデザインなどは、深い愛情の関係を表現するのに使われます。

  3. 美しさと優雅さ:その整った形状と豊かな色合いから、芍薬は美や優雅さの象徴でもあります。人生の美しさや、自然の美を賞賛する意味が込められることが多いです。

  4. 儚さと瞬間の美:芍薬は、一年のうちほんの短い期間しか花を咲かせないため、「儚さ」や「瞬間の美」を象徴することもあります。このため、人生の大切な瞬間を楽しむ大切さを思い起こさせる花でもあります。

着物に描かれた芍薬は、身に纏う人に幸福や愛情をもたらすという願いが込められています。ぜひ取り入れてみてください

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