凹
人様の才能を見せつけられた時に、興奮や尊敬の前に劣等を感じるようになったのはいつからだろう。
はっきりとは覚えていないけれど、多分夏の甲子園で活躍している高校球児に「この子ら全員年下か」と感じるようになったのが最初だと思う。
先日、ここ数年で好きになったアーティストのライブにいった。
めちゃくちゃよかった。ライブ自体は1時間?長くても1時間弱と少し短めだったけど、体験したことがないくらい楽しかった。
ライブにはよく行く方だけど、人生で一番気持ちが盛り上げったライブだったと言っても過言ではない。
いや、毎回同じことを思っている気もするけど。
でもそんなことは重要じゃない。そのときそう思った気持ちが大切。
そのアーティストは曲は知っているけど、好きになって日も浅いので、メンバー個人のことはよく知らなかったが、ボーカルが想像の10倍くらい明るいMCをする人だった。
一回のライブで心つかまれちゃった。
そこから仕事中、暇なときはその人のコラムを読むことが増えたのだけど、曲を書く人なだけあって、文章が面白い。それはそう。
いろいろ読んでたら、どうやら絵も描くらしい。
歌も上手いし、楽器も弾けて、曲も作れて、文才もあって、絵も上手い。
なんか凹んだ。
いや、どの目線から凹んでんだよって話だが、なんか凹んだ。
眩しすぎるよ才能が。
その才能すべてが仕事に通じていて、活かせているのが羨ましくて凹んでいるのかもしれない。
でも私だって、才能あるよ!?
事務作業の才能とか…
事務作業といえば、この前仕事中、自分の仕事の速さに感動して己を褒めたたえていたのだけど、事務作業が得意って、なんか天才っぽくなくてやだなって、また凹んだ。
まあいいんです。
一生このままでもいいんだ。
毎日たのしいから。
くだらないことで凹む余裕もある。
生きてれば大器晩成の可能性もまだ全然あるんで!!!