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娘の服選びの基準

保育園に行くためや、パジャマへの着替えは、自分で進んでやりたがらずに、

「できな~い、」「ズボンはかせて~」「ランニングみつけられな~い」

を連発しますが、

おやつが買える

好きな公園に行ける

事が分かると、着替えに対するモチベーションが、格段に上がります。

まだ片付けていない、乾いた洗濯物の中からお気に入りの靴下や、Tシャツを見つけ、着替え終わるまであっという間です。

トイレに行き、靴まで履いて、玄関で

「ねえ、まだ~、おそ~い」

「はやくいこうよ!」

とせかします。

出発まで、まだ時間があるので、ゆっくりしていると、娘は室内に戻り、私の服をコーディネートしてくれます。

普段、作業服の私を見慣れているせいか、用意してくれる服は基本的に作業着です。

「今日はお休みだから、こっちのズボンでお出かけしようと思っているよ」

と言ってみると、娘は、自分が用意した作業着を指さして、

「こっちのほうがかっこいいじゃん」

と返してくれます。

まあ、何て嬉しい事を言ってくれるのだろうと思います。

私は勝手に、休日、娘と出かけるのに、

作業汚れが付き、

膝や肘の生地がすこし薄くなり、

帽子のつば部分も所々こすれて破れかけている姿ではいけない。

と思っていましたが、娘にとって、それがお父さんのかっこいい姿だと感じてくれているとは。。

そんな事を言ってくれるなら、夜、娘ちゃんより先に眠りに落ちたお父さんをもう一度起こすべく、

内ももの柔らかいところをつねったり、

顔を連続で蹴ったり、

鼻をかじるのもゆるします。

いつまでも、娘に

「かっこいい」

と言われるお父さんでいたいなぁ。

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