note に綴りたいこと
パブリック・スピーキング≠凄いコト
スティーブジョブズの新製品発表、TEDでの登壇、国連での演説・・・「パブリック・スピーキング」という言葉から連想するのは、「大きな舞台」「沢山の聴衆」、そして「自分には関係ない」という句読点。
違う、そんな舞台に立って自分の想いを伝えるのは、狭義の「パブリック・スピーキング」なんだよね。そりゃそんな大舞台・・・一般人にはなかなかに縁遠いよね。自分には関係ない、なんて、思ってしまうよね。
でも、自分の生活、振り返ってみてもらっていいかい?
上司を説得して自分のプランを通すこと、部下の話を聞いて的確且つ納得できるフィードバックをすること、電化製品を買いに行った時の店員さんとの値引き交渉、マンション管理組合での役員としての発言、PTAの会議、お客さんを前に自社製品をPRする営業、ママ友・パパ友とのコミュニケーション etc. etc.
共通項、あると思う。
それは、「伝える」ということ。そして伝えるために「聴く」ということ。
何百人・何千人の聴衆はいなくとも、あなたがあなたの想いを伝えたい、あなたの言葉に共感してもらいたい、あなたの一挙手一投足で流れを変えたい・・・相手はたった一人でも、伝えるという意味では、立派な「パブリック・スピーキング」なんだよね。
そういう意味では、誰だって、あなただって、パブリック・スピーカーなんだよね。
それが、僕が考える「パブリック・スピーキング」であり、その「伝えるチカラ」を磨くためのトピックを、ココに書き連ねていきたいのだよね。
きっかけ:婚活だってパブリックスピーキングだ!
パブリック・スピーキングは、あなたの身近にある・・・なんて想いに至ったのは、「なにがでるかなセミナー」(※)での一コマ。
参加したのは結婚相談所が主催した「男の魅力3up セミナー」。そこで男性講師が服装・身だしなみ・話し方という3か所についてのレクチャーをしてくれたんだよね。僕以外の参加者は、パートナーと出逢いたくて、真剣そのもの。
そんな中、話し方についての指導で、先生が紙に書かれた文章を示しながら、「皆さん、ここに書かれてる内容を、目の前に意中の女性がいることを想像して、笑顔を交えて、語ってみてください。いいですか、笑顔、大事ですよ。しっかり相手に語りかけてくださいね」と受講生に指示。
参加者の皆さんね、真剣、本気、必死。・・・その気負いが凄い出てて、語りかける顔、表情、まったく無しで。
誤解のないように記述するけど、参加者さんの全員、普通の男性なんだよ?女性から生理的に拒否されるとか、そういった方達じゃなくて、むしろ、「なぜ、パートナーいないの?」って感じの人達ばかり。
その時に、僕は「あぁ、ステージで雄弁に語るだけが、伝えるじゃないな。こういった日常にあるよしなしごとからも、伝えることの大切さ、わかるなぁ。笑顔を一つ、加えるだけで、雰囲気がガラリと変わるのに。これもパブリック・スピーキングだ!」と思ったんだよね。
※なにがでるかなセミナーとは? 事前に与えられた情報は「場所・日時 etc」だけ。現地に着いてはじめてなんのセミナー/ワークショップかわかるという月一回の企画。自身の興味外にあるものに触れること、そして、はじめてのものでも能動的にその時間を楽しくする=そのセミナー/ワークショップの良い点を積極的に見つけること、そういった要素を育むのが狙い。
あなたにとっての「これ、使えるな♪」を
パブリック・スピーキング=伝えるコト、そして、それは、あなたの身近にあるもの、ということ。
・・・なのだけど、何故か日本では、伝えるコトが軽んじられる。
いやいや、日本語、話せてるから。別に必要ないし。なんとかなるっしょ。
・・・が究極なんだろうね。
それでも、昨日の自分よりも、パブリック・スピーキングが、あなたにより近い存在になれたなら、そしてこの「喜餅の note」が、その一助になったなら・・・なんて思ってるよ。
自分でも気をつけなくちゃと思ってる。「こんなコト、記事として取り上げても、皆さん『そんなの常識でしょ?』って片付けられちゃうかなぁ」ってコト。自分の常識は、必ずしも他人の常識じゃない。自分にとって、笑顔を見せることは決して難しいことじゃないけれど、人にとっては笑顔を作ることすら、一大事な可能性、ある。
そういったことを留意しつつ、幅広く、記事を綴っていこうと思ってる。
なにか取り上げて欲しい話題などあったら、遠慮なく、連絡ください。
喜餅(きもち)