ガチャと揶揄されるのはなにも人材エージェントだけではないという話
転職市場においては人材エージェント会社の利用を敬遠するような風潮がネット上では根強いのは今も尚あるようで、その理由として人材エージェント会社の選択(これは自分の判断で本来なんとでもなるんですが)や担当者として付く方のスキルの高低や対応の良し悪しが大きく、それをスマホゲーのガチャと皮肉交じりに言わていることを知っている方も多いかと思います。
※実際そうではない優秀な人材エージェント会社さんは数多くあります。
このnoteでテーマにしたいのはそれではなく、
人材紹介をいただく採用企業側の立場の私たちにとって、
それは対岸の火事ではないよというお話です。
採用部門にとってのガチャ
多くの企業では、人材採用したい部門(以下採用部門)と、採用活動を主導する人事部で役割分担される形かと思います。
人員計画を採用部門側が作るのか人事部が作るのかは会社によってあるにせよ、人事部の採用タスククライアントは採用部門と言えそうです。
冒頭の人材エージェントの例は求職者が企業側との仲介を期待するものですが、採用部門からすれば人事部や採用担当者は、候補者やエージェント会社との仲介を期待する相手になります。
つまりそれは選択権のないガチャであると言えちゃいますね。
自分(達)は地獄のノーマルクラス一択ガチャではないと言える自信はありますか?
仲介価値を作り、発揮し、認知を得る
人材エージェントも人事及び採用担当も「仲介」を価値として提供していることが分かります。
仲介価値を高くすることが我々の存在意義ですが、「仲介」は必要性が高くならないと不要なものです。
端的にいえば、誰でもできる御用聞きや機械でも処理できるルーチンワークばかりでは必要性は高くならないということのようです。
昨今のトレンドは採用部門をはじめとした現場との協力体制や一人ひとりの採用意識がポイントになっていますので、成功体験を積めば積むほどますます不要論が強くなってもおかしくないのかもしれません。
人事のプロフェッショナルとして簡単に模倣できない高い質や、機械には生み出せないコストパフォーマンスを発揮する仕事が「仲介」価値ということのようです。
(その仕事の内容についてはまた別で言及したいです)
SSレアしか出ないガチャ
例えるならば、SSレアクラスしか出ないさいきょうのガチャチームを作るイメージでしょうか。
「仲介してくれなかったらこんな優秀な人材をこんなにコスパ良く採用できなかったよ」と言ってもらえるような成果を出すために、個人としてチームとして強くなりSSレアクラスにレベルアップしていくことが大事そうですね。
いまいちまとまりのないこんな形ですがアウトプットすることで、このnoteを読んでくださるような学びの意識をお持ちの方々と切磋琢磨していかなくてはと自分に戒めるのでした。(大変だけどがんばろう大変だけど)