宇宙からのメッセージ
人知を超えた出来事というものが時に起こる。しかもバスケとタコが好きな男の身に。
そんな話である。
2020年1月27日、突然すぎるコービーの訃報で地球全体が深い悲しみに打ちひしがれた月曜日の朝。
それから毎日彼に関する記事や動画を通じて、コービーという人間が遺した偉大なプレイや教えを振り返っていた。
当時を思い出しながらみていると、会ったこともない人がこんなにも自分の中で大きな存在だったことを気づかされた。
コービー・ブライアントは間違いなく僕の青春で憧れそのものだった。
最近またバスケやりたいなと思いつつ、きっかけが無く買おうか悩んでいたとあるバッシュがある。
とうとうコービーが旅立った日に購入を決意。これは単なるシグネイチャーモデルではなく、特別な思い入れがある。
かつて2001年NBAファイナルで対戦した76ersのアレン・アイバーソン。
アイバーソンとコービーはドラフトの同期で、同世代のバスケ好きなら必ず影響を受けたであろう二大スター選手だ。
そのアイバーソンが履いていたのがリーボックのANSWERでコービー別注カラーが存在する。
(写真のアイバーソンが履いているのがそれ)
コービーはアディダスとの契約終了後に色々なバッシュを試していたが、ANSWERを履いていた時期があった。白×パープルの粋なカラー。
好きな選手同士の夢のコラボというだけで手元に置いておきたい一足だった。届いてみてやっぱりカッコいい(2/8にはこれを履いて数年ぶりにバスケ観戦へ行ったのだ!)
コービーが遺した短編アニメーション映画"DearBasketball"、2001年のNBAファイナル第1戦をyoutubeで観なおして、ようやく気持ちに整理がついてきた週末の金曜日。
思わぬ出来事が起きた。
先に断りを入れておくと、タコ好きである僕が金曜日にタコを食べないという選択肢はない。行けばそこにタコがあるのに、だ。
一軒目は最近地下街にできたお店「タコとハイボール」へ。しかし満席。断念。
続いて名店「たこ八」へ。タイミングよく入れた。
流れ的にハイボールセット、たこ焼き8個+イカ焼きのセットを注文。
さらに明石焼8個入りを注文。
まずはたこ焼きとイカ焼きがきた。やはりうまい。つづいて明石焼がくる。大好物だ。
早速出汁にくゆらせて1個目。あれ。
そんなはずはないと2個目。えうそやろ。
念のため3個目を箸で割ってみる。
答えがでた。
なんと入ってなかったのだ。タコが。
まさかの入れ忘れ。正直戸惑った。
こんなことが起きるなんて。しかも僕みたいな奴に。
結果作り直してもらうことになったのだが、
これは単なるタコ好きにおこった偶然の悲劇ではなく、タコ好きが故に引きおこした必然の喜劇だと思った。
タコ好きがタコに裏切られた話。
エピソードとして完璧に近い。そういうことだ。
その帰り道、頭の中でふと声が聞こえた。
**当たり前を疑え。当たり前を当たり前と思うな。当たり前を失ったものだけが、本当に大切かどうかに気づくことができる。 **
そういえば、コービーの背番号は8と24。
たこ焼きも明石焼もそれぞれ8個入りだった。明石焼は作り直してもらったので2人前きた。
つまり合計で24個たべた。
たこ焼きも明石焼もバスケットボールも同じ丸い形。
そして、タコが入ってないかも?という疑念が確信へと変わったのは3個目だった。
そうアイバーソンの背番号は3
なによりもタコの足は8本。
すべてが宇宙と繋がった瞬間である。
間違いなくこれはコービーからのメッセージだ。それにアイバーソンが呼応し、気づきを与えてくれた。
例えるなら、コービーが明石焼にアイバーソンはイカ焼きに姿を変えて、落ち込んでいた僕の背中を押してくれたということ。
そして"THE ANSWER"をくれた。
前に進めと。
人がなんと言おうがこの体験は本物だ。
そう確信している。
最後に、生前コービーが遺した名言と僕の答えを述べたい。
The most important thing is to try and inspire people so that they can be great in whatever they want to do.
最も大切な事は、人々を奮い立たせ、彼らをなりたい自分にさせてあげる事だ。
僕にとって大切な事は、タコをつうじて人々を奮い立たせ、多くの人をなりたい自分にさせてあげる事だ。これが多幸。
ちなみに公開日を今日2/24にしたのには理由がある。そうコービーとジアーナの背番号の日。
このnoteを二人へ捧げます。
ありがとう。どうか安らかに。