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自転車の雪上走行について考える
雪国に住んでいると、避けて通れないのが雪のこと。ただやっかないもの、と見ればこの上なく邪魔な存在だが、楽しみにひとつと捉えれば、じつに魅力的な存在でもある。例えば、自転車の雪道走行などはとても爽快で、特別感を味わえてとても楽しい。
自転車の雪道走行で注意したいのは、まずはタイヤである。単に雪の上だけなら太いだけのタイヤでも事足りるが、少しでも凍っている場所があるのなら、スパイクタイヤが安全である。値段は張るが、下記のタイヤはかなりいい。ピンが抜けたら、追加で打てると聞いたこともある。
次なるポイントはブレーキだ。Vブレーキなど、リムをブレーキで挟んで制動をかけるタイプは、リムに雪が巻き込まれた時に制動力が落ちてしまう。その点、雪を舞い上げるタイヤから位置的に離れるディスクブレーキの方が雪の影響を受けにくい。雪道であれば、ディスクブレーキがよいだろう。
ライトにも留意したい。雪道はどうしても視界が利かないので、自分の存在をクルマに知ってもらうためにも明るいライトが望ましい。こちらも値段が張るが、キャットアイのVOLT800は明るくて電池の持ちがよく、充電もUSB接続で手軽にできるのがいい。
最近は、キャリアにスキーラックをつけて、自転車と山スキーの組み合わせを楽しんでいる。エコなところがいいし、何よりそんなふうにして楽しんでいる人が圧倒的に少ないところがいい。
雪の自転車とスキー。案外、可能性が広がりそうな組み合わせだと思う。
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