香港延期公演参加が、正式にキャンセルになりました
3月の延期公演として再契約していた香港のダンスカンパニーとの11月〜12月の公演、今朝正式にキャンセルになりました。
未だ日本から香港に入国ができないこと、二週間の隔離滞在、PCR検査の負担、何より、音楽ディレクターとして招聘されているというのに2ヶ月前にやることが確定できないもどかしさ。
1ヶ月の香港滞在について、行けない可能性も視野に入れての契約だったけれど、私にとって大きな希望の光でした。
素晴らしい香港のアーティストたちと寝食を共にしながら1ヶ月かけて一から舞台を作る。
そんな丁寧な仕事のやり方は、(コロナ禍でないにしても)日本では考えられないやり方です。実は10年にわたって、彼らやアジアのアーティストと共に韓国で同じようなプロジェクトに関わってきました。
長い時間をかけてお互いをリサーチして、何かを創っていく。
上手に、そつなく、とは対極で、時には喧嘩もし、時には意見も食い違い。休日は一緒に遊ぶ。いろんなこと込みで創る作品は、利益重視で効率よくする仕事とは、全く違うものでした。
今、お金もないけれど、、、、それよりも、こういう刺激的なクリエイティブな仕事に飢えているのが本音です。
今回、現地の主催者であるY-SpaceのMandy,Victorは最後まで、なんとか私を呼べないかと画策を続けてくれました。本当に感謝です。
ただ、これ以上決断を長引かせると公演にも支障が出てくるだろうし、私も11、12月の日本の仕事を全てキャンセルしているのでこのままでは生活が破綻してしまう。
辛い決断でした。
いつもなら、これで前向きに考えられる!となるのですが、今回ばかりはかなり落ち込んでいます。
とはいえ、明日は生徒発表会、明後日は配信ライブもあります。
まずは、目の前の仕事を精一杯やろう!
生きてさえいれば、チャンスはまた、巡ってくる。
頑張ろう。