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ビーズステッチ糸
ビーズステッチ糸は2種類
ビーズステッチ専用糸に使われる糸は、一般的なものは、ナイロンと合成繊維の2種類があります。下写真左の黒い枠に巻かれている糸は、合成繊維糸のワイルドファイヤーと呼ばれるものです。その他は、ナイロン糸です。
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そのほか:ナイロン糸
ナイロン糸
ナイロン糸は、ナイロン製でワックスコーティングされており、伸縮性のある細い糸が主に使用されます。小さなビーズの穴に何度も糸を通すことができます。
私のお薦め
私のおすすめの糸は、TOHO株式会社から販売されているOne-G(ワンジー)です。この糸は、価格が手ごろであり、丈夫で毛羽立ちがないのが魅力です。また、色も綺麗で色落ちもせず、ワックスコーティングがしっかりとされているため、針穴に通すときも適度なハリがあり、スムーズに通すことができます。
大巻は、糸の巻き癖もなくストレスなく使うことができます。
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以前は、アメリカでよく使われていたNymo(ナイモ)もよく使っていました。これは、サイズ(太さ)にもバリエーションがあり、サイズD(太)とサイズB(細)があります。しかし、現在では入手が難しいことや、私の好みにあわなくなってしまい、One-Gばかり使うようになりました。
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日本では、MIYUKIビーズさんからもビーズステッチ糸が販売されています。この糸は、手触りと滑りがよく、糸が柔らかい感じです。色も豊富で、楽しい感じがします。同じナイロン100%でもお好みがあると思うので、いろいろ試してみて、お気に入りの糸を見つけてください。
合成繊維糸
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合成繊維糸は、繊維を溶かして固めたもので、ハリがあり、糸が絡まりにくいので初心者の方にはおすすめです。糸のサイズも太いものや細いものなど、様々な種類があります。
もともとは釣り糸やパラシュートなどに使われたもので、かなり強い糸です。普通のはさみでは切りにくいという難点もあります。メーカーや価格相場によって異なりますが、見た目は同じなので、数字を確認して購入すると良いです。
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太さは青枠
0.06inは0.15㎜ 0.08inは0.20㎜。
数字が大きくなれば太くなります。
ビーズステッチでは、0.06in/0.15㎜を使うことが多いです。
通すだけ、編み込まない作品で強度を出したいときは、0.008in/0.20㎜を使います。
巻き数は赤枠
巻き数が多くなれば値段は高くなりますが、1m単価は巻き数がおおくなるほど安くなると思います。
輸入品なので、メーカーや価格相場にもよります。
見た目が一緒なので、数字を確認して購入すると良いですよ。
20ydは≒18.3m巻き
50ydは≒45.8m巻き
125ydは≒114.4m巻き
*1ydは0.9144m
他にも、ビーズで使う合成繊維糸は。ファイアーラインやパワープロなどがあります。気になる方は検索してみてください。
こぼれ話
TOHOの糸、One-Gという名前は、TOHOの創業者、山中一二(いちじ)さんの名前からつけられたそうです。また、名品のアイコビーズは、創業者の奥様、愛子さんの名前から名付けられたと噂を聞きました。
なんとも素敵なストーリーですね。