メジャーリーグに学ぶ超一流だけがもっている成功思考 byタック川本
「超競争社会のメジャーリーグで結果を残す人達の共通点とは?」という触書に気を取られ読むことに。
本書は「考え方が変われば、人生が変わる!」という思考本。野球らしく9つのイニング構成となっており、日本人の常識とアメリカ人やメジャーリーガーの常識を対比する展開が多い。
・圧倒的な自己分析に基づく計画・行動を実践している
・自らの意思で進む。
・人間性(特に忍耐力、協調性)を磨く。一流かそうでないかは技術よりも人間性の差で決まる
本書で特に気になった個所を抜粋
①アメリカ人には日本流の「継続は力なり」という概念は薄く、やるだけやってダメなら別を探す、といった概念の方が濃い文化。石の上にも3年ということを言っていたら置いてかれると思っている
②安易なプラス思考からは何も生まれない。鋭く自己分析するマイナス思考。自分を甘やかさない厳しい姿勢を持っている
③多様性が前提。メジャーリーグの組織は適材適所で人を活かす。特徴を活かせる場所は必ずあるというのが常識
④敗北のメッセージへの強さ。本人が挑戦していることに対して周囲がネガティブな発言(敗北のメッセージ)をしたら、日本人はあきらめることが多いが、アメリカ人(特にメジャーリーガーを目指すもの)は、「だからなんだ。周りには関係ない。自分がこうしたいから」という意思で進める
⑤人並外れた探求心を持っている=キュリアスキッズ(興味を持ったことに対しての探求心)。知ったかぶりはしない。小さいうちから自分で考え、質問する癖がついている人が多い。
⑥自分の才能は自分自身で発掘し磨く
⑦コンプレックスを受け容れ、どう生きるかを決断することで前進する
⑧徹底した自己分析。現在の実力に見合う練習メニューを考える
⑨人間性を高める。様々な文化を通じて色々な知識を吸収し、耐えることを学び、人間関係の有難さや奥深さを学ぶ。
⑩メジャーとマイナー選手の違いは精神力。自分の弱さを認め、それを乗り越えようとする強さがある。一流選手は自分を抑える力を持っている
⑪メジャー球団GMの必要な3要素。「業績主義」「高潔性」(=誰も見ていなくてもずるしない)「透明性」(=個人の感情で判断しない)