見出し画像

メタモデル

「『言葉』の変容モデル」。

「あなたの知覚をどうやってそのような形でオーガナイズしたのですか?」という質問はメタモデルであり、情報をもう一度「再組織化」していく。

ある人がどのようにしてそれを問題だと認識するに至ったのか、アウトカムとしてどんなことを達成したいのかという「情報収集」にも使えます。

メタモデルが使われている質問をすることは、質問された相手が情報をどう整理していくのかの「方向づけ」をしていることにほかならない。

自分の経験を「整理」「説明」することにもメタモデルを使える。「私は、速く本を読むことができません」と言った人がいます。彼はどの「言葉の変容モデル」を使ってこの考えをオーガナイズしたんだろう。彼は、できない(can not)という除法助動詞を使っている。速く、というのは何と比較して速くなのか、それを探っていくことができます。

探っていくとき、彼にはどのような「前提」があるか、が大切。ここでは「できない(can not)」の除法助動詞がある。すなわち、彼には「能力が欠けている」という前提があるので「私は十分に速いスピードで本を読むことができません」と言っている。この表面構造のメタモデルパターンの中から、そういった「前提」となることを探っていきます。

彼は、自分をコントロールしているのは外的なもので、自分自身は受け身的なポジションである(=能力が欠けている)と感じています。こういった要素(叙法助動詞など)に気づいて、質問をしていくことで、より能動的なポジションに戻れるように手助けします。

◆参考文献:クリスティーナ・ホール博士 クリスティーナ・ホール博士の言葉を変えると、人生が変わるーンNLPの言葉の使い方 2009

あなたの「スキ」がわたしをますますやる気にさせてくれています。「ありがとう!あなたのおかげでわたしはあなたのお役に立てるような記事をどんどん上手に書くことができるようになります!」