【Sliders!】 不動の絶対王【亀有】
今回は、「不動の絶対王」こと、東京都葛飾区亀有のワイドシングルスライダーのお話です。7/23に公開した動画です。
メーカー名はわかりませんが、「多分そうなんだろうな」というメーカーはなんとなくわかります。ワイドな安心感と威光を放つ存在感があるすべり台です。
王国を感じさせる優雅なBGMにのせて紹介している動画がこちら。
以前、紹介した東向島の「荒川の次世代王」と同じく、従者を連れた主君というイメージ。その従者がこちら。
かわいい
遠くから見守っています。
老いた王に仕えてるんでしょうね。心配でたまらないけど、王には「心配するな、向こうに行っておけ」と言われて遠くで見守っている。といった感じ。そして、遊ぶ子どもたちが無理しないか、怪我しないかをちゃんと見張ってる。
すべろうとすると見られているのが目に入ります。絶妙な配置。おそらくこのスプリング遊具、王より後に設置されたんだと思いますが、王の正面に設置するとは、なかなかやりますね。
でも、見守るには丁度いい。お兄ちゃんがちょっと年の離れた弟を見守っている姿や、友達から少し離れて一人ゆらゆらと遊ぶ子ども。男が恐竜にまたがってイキがろうとしているのを外目にすべり台に駆けていく彼女。
そんな光景が目に浮かびます。
そして、主役。
威光を放つ「王」。
といっても太陽の光なんですけど、ボクね、思ったんです。太陽の光を背に受け、それでもその存在感を見せることができるってすごいことだと。そして、太陽の輝きをさらに増幅させることができるのが「王の力」なんじゃないかって。年老いているからこそ、その輝きを増す光がある。
横広なすべり面は小さい子なら並んですべることもできますね。色んな思い出が詰まってそう。そんな思い出をすべて包み込んでくれる「不動の絶対王」。
そして、それを見守り続ける従者。
遊具のリニューアルが進む中、もしかしたら「王」の時代は、もうすぐ終わってしまうかも知れない。その時、この恐竜はどうするのでしょうか。新しい「王」を迎えるのか、それとも「王」とともに退くのか。
何年かしたらまた訪れたい。そんな気持ちになる公園でした。
その時、できれば、砂原児童遊園には、「王」と「従者」が変わらず、その関係を保っていて欲しいな、なんて思っちゃいました。
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