【ジャングルスライダー】金糸雀色の小型要塞【高田馬場】
今回は、新宿区立大久保きんもくせい公園のジャングルスライダーのお話です。9/17に公開した動画です。
こちらの映像は、iPhone12(FILMIC Pro)+ジンバル(DJI Osmo Mobile 3)で撮影しています。このSliders!までがiPhoneで撮影した映像になります。この後の「さくらんぼちゃん」から新兵器を投入することになります。
新宿区のすべり台は、港区、豊島区を撮影した後の3本目として向かったのですが、朝という時間帯的に、日陰でうまく撮れなそうだったので、そのすべり台は断念しました。折角だから、自分の能力内で、できるだけキレイに撮ってあげたいし、また別の機会に出会うこともあると信じて。
そんな失意の帰り道に出会ったのが、このすべり台。「金糸雀(カナリヤ)色の小型要塞」こと、大久保きんもくせい公園のジャングルスライダーでした。勝手にジャングルスライダーと名付けましたが、ジャングルジムと合体してるというだけです。
合体と融合
車で横を通り過ぎた時、「何だあれ!?」となりました。ジャングルジムと合体しているだけで、こんなに近未来的。そして見事に角張った印象。複合遊具という名前から分かる通り、遊具は様々な合体を果たしていますが、こんなにシンプルな合体はそうないですよね。公園の主役をはれる両者が合体するという夢の遊具。
その日は、時間が遅かったので、チェックだけして、日を改めて赴いての撮影に。そんなジャングルスライダーの映像がこちら。
この映像の見どころは、ジャングルジムとの合体だけでなく、やはり電車との融合ですね。通勤・通学時にこのすべり台を見てる人も多いんじゃないでしょうか。1日の視聴回数で言えば、全国トップクラスかもしれないすべり台です。
すべ鉄
山手線、埼京線、東西線あたりが通っているのでしょうか。詳しくないのでわかりませんが、「撮り鉄といわれてるみなさんは、こうやって電車を待って撮影しているのか」と感心しながら撮りました。電車との融合ができる「すべ鉄」も全国を探せば他にもありそうですね。
すべり台の撮影時、背景に動くものをなるべく置きたくなります。鳥や風で揺れる葉っぱなど。それだけで、より、映像で撮る意味がでてくるのと、「時間」を感じさせてくれるからです。その時しか撮れない映像。
なーんて、書いてますが、単純に動いてるものが背景にあると「それっぽいな」というだけです。その意味では、この新宿区立大久保きんもくせい公園は、電車という素敵な要素があるいい公園でした。
未来感=テクノ
BGMはテクノっぽいものと決めていました。「このジャングルスライダーにあうのは、未来感。そう80年代テクノだ!!」と。未来感=テクノ=80年代ってのがもう古いですけどね...
でも、シンセサイザーの音が絶対合うという確信があったので、あわせてみると、「ほら!ね!」ってなりました。(個人的な感想です)
タカオ株式会社製ジャングルスライダー
このすべり台の製造元は「タカオ株式会社」さん。タカオさんといえば、「ワニワニスライダー」。貼っちゃいます。
タカオさん、個性的なすべり台が多い印象です。
昨年、閉園となってしまった、「としまえん」には、開園90周年を記念しておこなわれた「こどもの森」エリアの遊具の大規模リニューアルに携わっています。サイトを埋め込みたいのですが、できなかったので、リンクだけ貼っておきます。
<開園94年 ありがとうとしまえん特集 - タカオ株式会社>
https://takao-japan.jp/toshimaen/
としまえんで育ったボクとしては、それだけで親しみのわく事実です。今更ながら「タカオさんの遊具だったんだな」と感慨深い気持ちになるとともに、あんなに立派な「巨大空中迷路」が失われてしまったことは、としまえんの閉園とともに、惜しまれる悲しい出来事です。
と、しんみりした感じになってしまいましたが、テクノのBGMで軽快な映像同様、大久保きんもくせい公園のジャングルスライダーは元気をくれるすべり台です。是非、すべってみてください!サングラスをしてすべれば、より未来感がでるかもしれません。