「隠れバレリーナ」とは、敢えて言わずに実はバレエをしている人の事
「隠れバレリーナ」という愉快な言葉があります。
TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」2024年11月12日(火)放送回にて、飛び出した「隠れバレリーナ」というこのワード。
私の記憶によれば経緯はこちらです。
8:30放送開始直後のオープングトークでのことでした。
火曜パートナーの田中直樹さん(ココリコ)が実はバレエを習い始めたという事実が発覚。
向井さんが「田中さん、バレエを!」
と驚きひとしきり盛り上がる。
CMや他コーナーを挟んだ後で、新たな事実発覚。
実は#ふらっと番組スタッフのお一人もバレエを習っていた。
そこで向井さんの口から「隠れバレリーナだったんですねえ〜」
と飛び出す。
さすがお笑い芸人。反射神経の良さでパッと飛び出すワードセンスが素晴らしいと思いました。
プロアマ問わず、バレエをやっている人を「バレリーナ」「バレリーノ」(※バレエに関わっていない人で、知識欲旺盛な方はこのバレリーノなる言葉を知っており現役で使う事がままある)、「バレエダンサー」と括ってしまうのって、私はその口当たりの軽さが好みです。
関係ないですが、世界的なあるチェリストの方がご自身のことを「チェロ弾き」と自称しているというエピソードも好きです。
(どなただったかど忘れしました)
更に、「チェロリスト」と大真面目に言い間違えしたのは私の父ですが、そのテロリスト感が気に入ったので私も故意によく「チェロリスト」と言い間違えます。
閑話休題。
バレエに限らないでしょうけれども、何かに没頭しているとつまり、内側の世界を中に身を置いて見渡しているわけです。
一方で、外側に棲んでいる人からしてみると、そのバレエや何かに没頭している人達の世界を見ることがあったとしても、普段は見えていない世界をちょこっと見る、一瞥をくれるに過ぎないわけだと思うんです。
ちらっと垣間見えた時に、外側の人からしたら今まで隠れていたものが見えた。
外側目線からしたら「隠れバレリーナ」な訳です。
それが、こう自分(私のことです)からしたら「ああー、ヘタなのにプロじゃないのにバレリーナなんて言えないわ」と眉をへの字にしていたところへ爆弾投下されたようなショックでした。
ただ、鉄の爆弾でなくてやわらか爆弾だったみたいな感じです。
カッタイあいすくりんみたいにギュッとなっていたところが、ふわっと口当たり軽いアイスクリームになったようです。
余計に分かりにくいですね。
チェロ弾きとおっしゃっていたのは宮田大さんだったかも知れません。
お読みいただきありがとうございました。