防災体験キャンプ

現在、学生とかかわることが多く、学生同士の交流や様々な体験活動の機会の提供を考えながら事業を実施しています。
その事業の詳細はさておき、ひとまず最近実施した企画を記録します。

今回のテーマは、「防災体験キャンプ」です。

近年では台風や大雨による洪水や土砂崩れ、また地震も頻繁に発生し、毎日日本各地のどこかしらで揺れているのではないかと思うくらい、最近はよく揺れているというニュースが多いように感じます。
今回は企画段階で、石川県能登半島の地震が発生したこともありこのテーマになりました。

防災といえば日頃の備えという印象が強いですが、今回は避難や避難後をイメージしながら組み立てました。

学生対象のキャンプを進めながら、途中地域住民の方にも参加してもらうということで、結果的にごちゃついてしまいましたが、出てきた課題は次回に生かしていければと思います。


今回の内容およびスケジュールは以下の通り(目次)です。


1日目

開講式およびテント張り

集合がバラついてしまったこともあり、荷物運搬しながら先にテント張りを実行した。今回のテントは施設のものをお借りしたので、少し大がかり。いずれは、一般的なテント張りも体験してほしい。学生は経験がないため施設の方に教わりながら雑談しながらテントを建てていく。マットやシュラフなども各テントに配置し寝床を確保。ただ今回お借りしたマットがエアーマットで過酷さを軽減したのが少し悔しい。

薪割り体験

真冬のキャンプといえば焚き火は必須。お店に並んだ薪を購入することが多いが、今回は薪割りから体験することに。
丸太を少し割ったの状態の木を細くしていく作業。体験してみないとその大変さは分からないしそもそも斧や鉈を使ったことがなく、未知。難しい作業ではあったが、大変さもあるが慣れたら没頭でき楽しい。

火おこし体験

今回は以前某検定会場で出せなかった既製品の弓ぎり式を登場させた。
(某検定の体験記はこちら▶https://note.com/kimiragi/n/na22a5d626951)堂々と使えてうれしい。学生は発火一歩手前、むしろほぼ発火していたかもしれない。モケモケをぐるぐる回し空気を入れる作業を早くしていたら燃えていたかもしれない。検定4級とはいえ指導は未熟。申し訳ない気持ちで反省し、次の検定まで特訓することを誓った。

夕食づくり(鍋)

着火剤で火をつけた焚火で焼きマシュマロやスモアを食べながら、切った野菜と肉類をダッチオーブンにぶち込み鍋準備完了。焚火に鍋をかける。明日の昼ごはんの炊き出し用も含め野菜を切ってもらうつもりが伝達不足。夜ご飯用の鍋分しか切ってなかった。
夕食時にはお蕎麦屋さんも遊びに来てくれた!

ミーティング

明日の企画の確認。大きなキーワードは「防災体験」で、「地域交流」「こどもとの運動遊び」なども含まれる。それぞれが何をするのか何ができるのか。そして夜のテント内は-2度、果たして眠れるのか。これも防災体験の1つ。
ミーティング後、明日がどんな1日になるか想像しながら星空を眺める。圧巻の輝きで思考が止まらない。(自然や野生動物について、人がなぜ服を着るようになったか、羞恥心、世界各地の神話、など)

2日目

朝食および企画準備

起床時間に一度集合。朝テント内温度は8度まで上がり、無事に眠れたとのこと。
昨夜未使用のスープを使って雑炊。朝食を作りながら食べながら薪割りしながら。各々の準備も含め同時進行で進める。早朝の焚火、スープ、身体に染み渡る、最高。

参加者(地域住民の方々:高齢者や親子連れ)集合・企画開始

地域住民の方が早めに集まってくれた。炊き出し準備開始。炊き出し用のガスバーナーを使い大きな鍋で豚汁づくり。地域の方とあれやこれや言いながら調理を進める。学生ともお話ししてくれてうれしい楽しい。
みんな集まり顔合わせ(自己紹介)を兼ねた開講式で企画スタート。

施設紹介(スマート農業など)

今回の施設ではスマート農業も行っており、まずは施設見学から。アクアボニクスや植物育成LEDライトでの栽培の見学や農業用ロボットやドローン操縦を体験した。監視用ロボットの怖さが忘れられない。

防災アイテム体験(段ボールベッド、寝袋など)

テント内にダンボールベッドとシュラフを設置。この地域では防災活動もしっかり取り組まれているようだったが、今回の蛇腹ベッドの設置は初めてだったようで、かなり容易に設置できることが好評だった。冬用のシュラフも学生のレビューを伝えてもらいながら体験してもらった。

こどもと運動遊び・焚火でおしゃべり

最近は広々自由に遊べる場所が少ないそう。この施設は小学校の跡地で走り回れる芝生があり。こどもは元気いっぱいで学生と一緒に走り回って鬼ごっこしたりかくれんぼしたり遊具で遊んだり自由な時間も楽しんだ。
一方では、焚火を囲んでおしゃべり。いろいろな交流の形がみられた。

防災アクティビティ(仮名)

防災アクティビティについてはこちら▶https://note.com/kimiragi/n/n53d76964ce60

企画終了および片付け

地域の防災体験企画終了。それぞれ一言感想をもらう。その後みんなで記念撮影。スマホはもちろんドローンまで飛ばして撮ってもらった。何から何まで面白い体験、感謝です。
地域住民の方が解散して片付け。施設の方にもお手伝いいただきながらてきぱきと進めることができた。お蕎麦屋さんも来てくれて軽トラにも運び込む。

閉講式および解散

全体の閉講式を兼ねてそのままお蕎麦屋さんへ。もりもりとそばを天ぷらをいただいてお腹がちぎれるほど満腹。いつもありがとうございます。今回も準備からたくさんお世話になり、本当に助かりました。最後にみんなで記念の写真撮影。
そこから一度大学へ寄り道して全体で解散。
疲れたけど楽しかった。

内容が盛りだくさんということもあるが、当日同様バタバタとした記録になった、雑記。
定期的に企画できるように、余裕を作ろうと思ったのでした。


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