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癖が強いクリニック

今日は、事故にあった父が通っていた整形外科に行った。受診者は、私である。

私は半年前にギックリ腰をやらかし、某病院を受診したところ、腰椎すべりがあると言われた。なんと、それ中年がなるやつやん。と思いながらも症状的にギックリ腰だったので、ベルトで様子を見ていた。
思えば症状が出る側に偶に響くような痛みはあった。腰痛も片側の方が強い。
肩は慢性的に痛い。巨乳の運命だと思っている。
で、前医は職場近くだったので、近医を受診することにした。

医師は台湾出身でカタコトであった。腰をグイグイさわって、肩を触って、まずはレントゲン、ということでレントゲン撮影になった。
検査技師さんは、中年の男性でよく声掛けてくれる。良く声をかけてくれるんだが、喋りが多いのと独特の香りで疲れる。しかも何枚もレントゲン撮影された。何mSyくらいいったんやろうか、尋ねたいが医療者とバレたくないので尋ねなかったが、「恥骨上部」とうっかり言ってしまい、バレた。ちなみに、今日履いていたショーツがボタンが付いていたため、ノーパンに病衣というスタイルである。

医「しのチャーン」
しのぷは仮の名であるが、私の名前は発音しにくいんだろう。いかんせん、私の婚活ネームで呼ばれた為、婚活相手に見えたことは、ここだけのはなしである。
綺麗なレントゲンが画面に表示されていた。頑張った甲斐がある。あるけど、なんとそこにすべった腰椎はなかった。
私「??」
医「前回は誤診ネ、大体アナタの年齢デすべり症はナイヨ。頸はストレトネック ネ。じゃあチリョするネ」

入ってくる前、私は久しぶりにガラスのシリンジとリドカインという局所麻酔薬が準備されていることを知っていた。黒の針、あ、何ゲージだっけ?と思っていたら、

「はい、イクヨ」
と医師が言った瞬間もう腰にブス!ブス!ブス!とやられ、痛くて
「ほわぁ〜」
と変な声が出た。
怖いのは頸周りであったがそちらも容赦なく、痛かった。その後すぐ鍼が刺されたが、地味に痛いが頸は痛くなかった。寧ろ気持ちいい。

しばらくして鍼を抜き、立ち上がったときにはふらっとしてまた診察台に座ってしまった。
「父親が言ってたやつや」
医師はそのあと畳み掛けるように頸の整体をして気持ちいい音を響かせて診察は終わった。
あまりに気になって終わる前に「リドカインの針何ゲージですか」と看護師に聞いた。22ゲージのロング針で22ゲージの留置針刺される時こんな痛みなのか、と考えていたら医療者と当然バレた。

そのあとは電気治療とマッサージ。
マッサージの男性は花粉症なのか鼻をかんでいたがそのあと、枕にティッシュを1枚置いてくれたが、鼻かんだ後であったため、なんだかなぁ!とココロの阿藤快が叫んだ。
マッサージは無言であったが、途中鼻歌が出てきていて、ココロの中ではなんでやねん!と知らない関西人が叫んでいた。気持ちが良かったが、マッサージの時にスカートはやめようと思った。

会計時、一葉さんとさよならするくらいの金額が請求された。ほとんどがレントゲンであった。そして処方箋。まて、薬は聞いてないぞ。と思ったが、
もうめんどくさくて会計済ませ薬局に行く際、私は気づいた。

「腰が軽い」
今まで鉛を背負っていたかのような、肩と腰の軽さである。なんで私は鉛を担いでいたのだろう。鍼が効いてるのかブロック注射が効いてるのかわからないが、気持ちが良かった。

帰ったら針刺されたとこが痛かったが、腰痛ではないことも報告しておこう。

腕は確かだと思うが、
色々癖が強いクリニックであった。

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のっぶ
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