親になるって難しい。

皆さま大変ご無沙汰しております。
北村です。

ずーっと何も投稿しなかったこの期間、結構いろんなことがありまして何から書いて良いのやら。
引越ししたり、ミスコン出たりなんちゃらしたのですが、人生初めての経験が行政の支援を受けたこと。

もちろんひとり親の手当等はいただいているけども、市や児童相談所の子育てに対する支援は受けたことがなかったのです。
詳細はいずれお伝えできればと思うけれど、ここでは割愛。

今は数ヶ月に1回、児童福祉司の方と面談をしている次第。
子供達にはひとりひとり心理士の先生がついて、遊びを通してカウンセリングをしてもらっている。

んでまぁ、私は何を話すかと最近どうですかとか、難しさとかないですかーとか。
基本は仕事はうまくやれてるか、子供たちはどう過ごしているか聞かれたりする。
再就職後にすぐ無職になり、アルバイトを複数掛け持ちしてがむしゃらに働いていたときは「お母さん一回休みませんか」と生活保護の受給を提案してくれたり。
私自身が行政の支援を受け入れることに抵抗があったため、関係の構築にはだいぶ時間を要したが、今は割と話せるようになったと思う。

そんでもって先日。
いつも通り子供達の様子を聞かれて、私は初めてこう漏らした。
「子供の、何ができて何ができない、っていうことの見極めができなくて辛いです」

もちろん勉強やゲームの得意不得意は知ってる。
けど、家のお手伝いとなると途端にわからなくなる。

例えばこうだ。
「キッチンお片付けお願いできる?」
と声かけして
「わかったよーやっとくね」
と返事がくる。
数十分後、仕事が終わってキッチンを見ると何も片付いてないように見える。
「???」となり訊いてみると「キッチンってガスコンロの上だと思って片付けた」という。
わぁー確かに油のボトルとかもない。どこいったんだろ?
冷蔵庫を開けると、パンパンにガスコンロの上にあったものが詰まってる。
かと思えばシンクの中は洗い物でいっぱい。

あるときは
「お洗濯洗ってあるから干してくれる?」
と頼んで
「わかったよー」
と返事が来る。
買い物を終えて帰ってくると、確かに服が干してあった。
「やってくれたんだ!ありがとう!」
もう1回洗濯機を回そうかなーと脱衣所に向かうとムギュッと何やら冷たいものを踏んだ。
足元を見ると濡れた洗濯物 in front of 洗濯機。
「何事ぞ???」
これもどうしたのか訊くと、乾燥機にかけようかと思った、という。
んんーーーじゃあ乾燥かけてほしかった!
もしくはせめて床に放置じゃなくて、洗濯機の中に戻しておいてほしかったかな!うん!!!

もうね、母ちゃん泣いちゃう。
お風呂掃除と毛玉とりが好きなことに気づいたから、何かを綺麗にするのが好き(得意)なのかな?と食器洗いを頼むと大抵の食器は汚れと泡がついたまま水切りカゴに入ってる。

些細なこと、もちろんじっくり子供達と向き合えばフォローできることなのかもしれないけど、養育費もなく日々生きるためフルタイムで働くシングルマザーにはなかなか堪えるものがある。
余裕ないときは本当にがっくりきちゃう。

しかもこれって正直子供も辛いと思う。
頑張りたいけど、やっていることはズレていて、お手伝いさせてもらえないとか。
逆にお手伝いを頼まれないことを他の家族から疎まれちゃったりとか。
なるべくそうならないように、バランスを見ていたりするのだけど、先日とうとう我慢の限界が来ちゃったのである。

事情を話して、負のループに入ってしまっていること。
余裕がないときは結構辛いこと。
これには担当の方もびっくらぽん。

「私たちから見ると、お母さんがxxちゃんに対して受けている印象とは真逆なんです」
「パターンが読めればまだしも、話聞いてるとお母さんも辛くなっちゃいますよね」

そう、そうなの!
パターンが読めないことが辛いんです!!

どうやらうちの子、家の外ではめちゃくちゃしっかりしているらしい。
確かに学校でも、xxさんはクラスのリーダーと言って過言じゃないです!と絶賛いただいていた。
すごく段取りが良くて自分から真っ先にお手伝いしてくれるって、前の担任の先生も言ってたっけなぁ、と思い出す。

第三者から見た評価・意見って本当に目から鱗だし、参考になる。

まぁね、最悪外できちんとできてれば今はいいんだけど。
自立を考えたときに、家でできてないことを1人になった時にできるのかな?とか考えちゃったりする。
児童福祉司さんを経由して、担当の心理士さんや精神科医の先生に相談・フィードバックをいただけることになってちょっとだけ光が見えてきた気持ち。

子育てって正解がないし、ひとりひとり違うから兄弟姉妹といえど個別の対応が必要になってくる。
ひとり親じゃなくても、対応しきれないご家庭だってあると思う。
子育て、ひとりでできるもん!じゃないんだなぁ。
身内はあまりいないし、疎遠。
幸いにして、私と子供達を気にかけてくれる友達がいる。
おかげさまで何とか楽しく暮らしているけれど、たまには全く違った方向からの助けを得ることも大事だなぁと思った先日でした。

今後どうなるかはわからないけど、吐き出したことでこちらも気が楽になる。
そんでもって普段「今のところ大丈夫ですー」しか言わない私が「ちょっとしんどいんですよね」なんて言い出したもんだから、担当の方も「あれ?」と思ってくれたのかもしれない。

本当に熱心な方に当たったなぁ、とつくづく思う次第。
行政の対応も本当に人それぞれだしね。

いつか子育てに関わらず、生きることに難しさを抱えている人たちの受け皿になれたらいいなぁ、とかぼちぼち考える。
まずは目先の子育てと生活の安定だけどね。てへぺろ。
日々是学び、夢はでっかくアドベンチャー。

お母ちゃん、がんばります。

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