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将来の夢は設計士。小学3年生の初めての模型作り
小学3年生が、初めての建築模型作りに挑戦した。平屋にするか、それとも2階建てにするか。屋根の形はどうしよう?駐車場は何台分必要か?窓の配置は?一つひとつの選択肢を考えながら、スタディを重ねていく。迷いながらも自分なりの建築を構想するプロセスは、新鮮であり、刺激的だ。
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今回は2階建てに挑戦することになった。スチレンボードをカッターで切る作業は初めての経験。最初は力加減が分からず、指が痛くなることもあったが、徐々にコツを掴み、まっすぐ綺麗に切れるようになっていく。パーツを組み立てながら、階段や吹き抜け、窓の関係を一つずつ理解していく。「南はどっち?」という会話が自然と生まれ、光の入り方を想像する時間が増えていく。模型を通じて、子どもながらに自分の考えた空間に「住んでみる」疑似体験をしながら検証を進める。
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初めての模型作りだからこそ、「失敗したくない」というプレッシャーもある。しかし、それ以上に「どんな家ができるんだろう?」というワクワク感が勝る。2時間の集中作業の末、ようやく完成。疲れはしたものの、大きな達成感を得ることができただろう。
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家に帰ってからも、想像は膨らみ続ける。家具を作ったり、ロフトを追加してみたり、次々に新しいアイデアが湧いてくる。建築模型は、ただの課題ではなく、自分自身の空間をデザインし、試行錯誤を繰り返しながら形にするクリエイティブなプロセスだ。初めての挑戦を終えた今、この小さな設計士の夢は、きっとこれからも広がり続けていくだろう。