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【ごはんdiary】祝日だからといって主婦の仕事が楽にならないのは日本だけではないらしい

2020年11月26日

朝食:トースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、梨
昼食:マグロ中落ち漬け丼、豆腐とわかめのお味噌汁
夕食:サンクスギビングターキーディナー

サンクスギビングデーは、アメリカではクリスマスと並んでビッグイベント。

日本では盆と正月という言い方をするけれど、その盆にあたる感じかな?

サンクスギビングといえば、お決まりなのがターキー(七面鳥)の丸焼き。

毎年きちんと家でターキーを焼くアメリカ人家庭は今でも多いよう。

一度憧れてクッキングクラスに参加してみたこともあるけれど、あまりの面倒くささに一度もトライしたことはない。

ハワイに住むようになっても最初の数年は、サンクスギビングでもお構いなしにすき焼きを食べたりしていた。

子どもたちが学校で「サンクスギビングにターキーを食べましたか?」と先生に聞かれて困ったと言われた翌年から、アメリカの習慣にならって我が家でもターキーディナーを食べるように。

それからは不思議なもので、サンクスギビングにはターキーを食べたくてソワソワする。

そうは言ってもイチから丸焼きを作る気力はないので、レストランにサンクスギビングのスペシャルメニューを食べに行ったり、おうちで気軽に食べられるディナーセットをオーダーしたり。

今年はこれまで何度かオーダーしているハワイのローカルレストラン「Zippy's」のハーフターキーディナーセットにした。

すでに調理済みでオーブンで再加熱すればいいターキーと、スタッフィング、グレービーソース、クランベリーソース、マッシュポテト、ディナーロールが入った、便利でありがたいセット。

それでもハーフサイズのターキーで2時間近くオーブンで焼いたり、ソースやマッシュポテトをそれぞれ鍋で温めたり、一応緑の付け合わせが欲しくてインゲンを炒めてみたりと、何もしなくていいというわけでもない。

食べ終わったら食べ終わったで、残ったターキーを削ぎ落としたり、骨を使ってスープを煮出したりとまたひと仕事。

ターキーをイチから家で焼くとなると、前日からターキーを塩水につけて臭みをとるブラインという作業をしたり、焼くのにも数時間かかる。

スタッフィングだって、コーンブレッド、レーズン、りんご、ソーセージ、野菜いろいろなど具材が多くて、「詰め物」なんてカンタンに言っちゃってくれるよな、というくらい手のかかる一品。

かねてから、おせち料理は年末に作り置きしておいてお正月に主婦が休めるように、なんて話は嘘っぱちだと思っていた。

たくさんの種類の料理をこまごまとお重に詰め直したり、朝からお雑煮を作ったり、ちっとも休めやしない。

祝日にはごちそうが付き物で、家族で楽しくお祝いしたいと思ったら、がんばって料理をするしかない。

「ふだんも、祝日も、お料理お疲れさまです」と世界中の主婦たちと労いあいたい気分だ。

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