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スウェーデン原子力発電所に対するドローンの接近飛行について。

スウェーデン政府当局は1月15日、14日夜に同国内の複数の原子力発電所上空で正体不明のドーローンによる接近飛行が目撃されたことを明らかにしました。ドローンの飛行が確認された原子力発電所は、ストックホルム北方約150kmのバルト海沿岸フォルスマルク原発(設備容量3.3GW)及びストックホルム南方約300kmのバルト海沿岸オスカルスハムン原発(設備容量1.4GW)です。

スウェーデン警察によると、現地時間午後8時頃にフォルスマルク原発で目撃されたドローンは大型で現場が強風の中でも飛行体勢を維持し、警備員が原発上空をホバーリングしているところを発見、その後方向を東に向けてグレソ島方面に飛び去りました。当局はヘリコプターを発進させドローンの捜索を試みましたが成功しませんでした。また、同時間帯にリングハルス原発(ストックホルム南西約500km、設備容量2.1GW)でも通行人によりドローンのような飛行物体が目撃されており、オスカルスハムン原発での目撃情報と合わせて当局が捜査中です。

現時点ではドローンが軍事用かどうかは不明ですが、ヨーロッパのメディアの報道は、バルト海で軍事活動を活発化させているロシアの関与を疑う論調となっています。

(Text written by Kimihiko Adachi)

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