お化けのともだち
ちゃん、だいごろうは夜中に目がさめてしまいました。
なんか変だな〜、おかしいな〜、ぞくぞくするな〜
この感覚はなんなんでしょうか…こんな寒気は生まれてこの方感じたことがありません。
さむいな〜、こわいな〜、ちょっとせつないな〜、でもなんだか楽しいな〜
わくわくすっぞ〜
まずなぜ部屋の中が暗いのでしょうか…おひさまは何処へ…ちゃんがいつも言っていました。
お天道様が見ているぞと…お天道様〜どこですか?ちゃん!どこでしょうか?
不安になってまいりました。
いえいえ、ちゃん、だいじょうぶでございます。
だいごろうは1人でなんとかいたします。
穴に落ちたらほれ!でございます!!
ほれほれ〜いきます、なんか気持ちが明るくなってきました
ほれほれ〜でございます
ほれほれほれ〜はマホウの言葉でございます
いけそうです
怖さや不安も少なくなってきました
ん?聞こえる?いや、感じる
ちゃん、そこにいますね!
嬉しいです
ちゃん、ちゃんですね!
会いたかったです
ちゃんっ!!
はっ!!ちゃんっ!!
なんというお姿に〜!!
可愛らしいです、うらやましい、だいごろうもそのお側に行かせてください!!
だいごろう、ぼくはちゃんではないよ…
え!ちゃん!ではない…すみません、わたくし不安のあまりにあなた様をちゃんとしてちゃんとしたくてちゃんにしてしまったのですね、ちゃんとしなくては、なんたる不覚、く、涙が出てきました。父を見間違えるとは、恥さらしでございます!ハラキリでございます!ぜひカイシャクをおねがいします!
お頭は異次元の少子化対策の財源を社会保険料(医療保険など)の上乗せ分から回すとおっしゃって、ちゃんは首が回らないといっておりました!ここは1つだいごろうにお任せ下さい!見事に解決して見せます!私の首を差し上げます!ぜひ回して下さいませ!
いやいや、やばいでしょ早まらないでよ〜そんなことでそんなこと言わないでよ、ぼくただのお化けのキャスパーだよ、こわいこと言わないでよ。
はっ!あなた様がキャスパーどのでございましたか…。それはそれは失礼いたしました。お会いできてうれしいです。お化けどのにきょうみがあったのです。よかったです。
そうだよキャスパーだよ〜暗い世界が好きなんだよ〜だから一緒に遊ぼ〜よ〜
はい、遊びます!ぜひご一緒させて下さいませ!
だいごろう切腹いたしますので少々お待ちください!
ちょっとー!だから大丈夫だって、きみはお化けにならなくても一緒に遊べるから〜、きみお化けより怖いな
失礼いたしました。お化けを怖がらせるとは、申し訳ありません。遊びではなくほんきでいかせていただきます!ぜひ見届けくださいませ!ちゃんによろしくお伝え下さい!
おいおいおい!だから怖いって、なんなんだよきみは〜、穴に落ちたらほるんじゃなかったのかよ〜ハラキリはもういいよ、気持ちは分かったし許すから、もうやめてよ〜
はっ!キャスパーどの!許していただけるのですか?申し訳ありません。このご恩は一生忘れません。そうでした、ほれほれ〜の気持ちでございます。ありがとうございます!
よかった〜、んじゃ何しよっか〜ぼくは人間ごっこがしたいな〜
あれ?キャスパーどの、なんか色が変わってまいりましたよ…大丈夫でございましょうか…
あ〜あ、朝になっちゃったよ。
お〜お天道様〜、きてくれたのですね、キャスパー殿、もうだいじょぶでございます。お天道様が暗い世界からすくってくださいました。もう安心です。
だいごろう、またね、僕は暗い世界じゃないとだめなんだよ〜、さみしいね、また会いたいね
だいごろうは目が覚めた。
はて、私は何を、はっキャスパーどの!どちらへ!!
キャスパーはもういなかった。
いるのはただの古ぼけたおもちゃだけだった。
お頭は異次元の少子化対策として赤ちゃんを首相官邸のレッドカーペットへと招いて下さい。
赤ちゃんが階段のところに寝そべる姿を見て我が子のように可愛がり、しょーたろう殿のお給料をカットして自身の子供のように可愛がるべく財源を確保!これで行きましょう!
しょーたろ殿とも仲良くなれる気がします!一緒に寝そべりましょう!
だいごろうの友達はふとした時にやってくる。
これからも沢山の友達ができると思うよ。
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