梅雨どきごはんの食材選び
部屋の湿度が今日は一日、60%を下回らず。ひゃーん。ベタベター。
今晩のおかずは実山椒と陳皮を使った辛すぎない麻婆茄子。体に溜まる湿気よ、出て行っておくれ。
薬膳はただ体に良いと言われる食材を使った健康的な食事、というものではありません。変わりゆく季節がもたらす空気と人それぞれの体質に合わせて、健やかな心身を維持し、またお悩みがあればそれを改善するためのお食事です。
それにしてもなんという湿度!一日中リモートワークの間じゅう、除湿機能フルパワーでしたがそれでもスッキリしない。
これでは体の中に余分な水分=湿も溜まるというもの。
雨は嫌いではないけれど、やはり連日だと体調や気分にも影響が出始めます。
・頭痛・めまい
・体が重だるい
・胃腸の調子が今ひとつ・食欲が落ちる
・むくみ、リンパの詰まりを感じる
・冷え、冷えによる体の痛み・つまり
これらは体の中に余分な水分が溜まっていることが原因とも言われる症状たち。
余分な水は栄養にもならずに体に残り、重く・濁り・ねばねばとした状態で体の中であちこちに滞りをもたらします。これを薬膳や中医学を知る先輩方や仲間たちが、ご存知ではない方にわかりやすいようにといろいろな表現をするのですが、ほんっと、例えを耳にするたびに、体の中にそんなんいて欲しくないわ。。。と思うのです。ベトベト、ドロドロ、ヘドロ。。。いやーん。
体内のいらない水を外に出すには汗をかく、尿を出すなどありますが、それが間に合わなかったり、体質によってはうまく出せない人も。そんな時は食材の力もちょっと借りてみましょう。
・不要な水を体から出す作用を持つ食材たち
なす、きゅうり、とうもろこし(髭も)、冬瓜、はとむぎ、小豆、緑豆、スイカ、メロン、昆布など
これ以外にも、梅雨時に取り入れたい食養生や食材としては胃腸を整える・元気にする食材を摂る、湿を呼ぶ食材を避ける、発汗作用を促す食材をプラスする。。。などいろいろあるのですが、長くなるのでまた回を分けます(そもそもが今はまだ書き散らかしている状態・・・1ヶ月くらいしてnote書き慣れたら整理しようかな)
そんなわけでなすを使った晩ごはんのおかずを。麻婆茄子です。普段のおかずも立派な薬膳。
体内の余分な湿気を排出してくれる食材、なすと一緒に、発汗を促すスパイス類を合わせていただきます。夏野菜たちは不要な水を捌いてくれるのと同時に、体にこもる熱も冷ましてくれるのですが、冷えすぎは逆に胃腸に負担をかけるなどの影響ももたらすので、冷たくしていただくのは少し控えてくださいね。
あとはゆっくり、ぬるめのお風呂に浸かり穏やかに汗をかいて、ストレッチで巡りをよくしたらデジタルタイムは早めに終わらせて心地よく眠りましょう。
木曜、お疲れ様でした。