自分の願いを叶えた話
人生100年時代。
どんな時でも明日は来る。
100年って長いと思っていた私も、まもなく折り返しに入る歳になる。
10代は好きなことを一生懸命やっていた。若いってすばらしい。この若さがどれだけ価値があるものか、若いときには気づかないものだ。
20代は人様のために一生懸命働いた。そして将来のためにコツコツ貯金した。恋愛もしたいから、仕事も恋も全力で。恋愛もたくさんした。だから、失恋もたくさんした。
30代は新しい家庭を作って、育児を一生懸命やっていた。
念願の寿退社。
夫は私の理想の人。
プロポーズは東京ディズニーランドのシンデレラ城の前で。
このシチュエーションでプロポーズされるのが夢だった。
そして、ダイヤモンドが輝く婚約指輪を左手の薬指にはめてもらった。
もう最高にしあわせな日だった。
結婚式はつき合って1年記念日に地元のホテルで盛大に挙げた。
純白のウエディングドレス、頭に輝くティアラ、過去最高の自分に感動した。
新婚旅行はハワイ。海が最高にキレイでステキな場所だった。
新築の家はピカピカで、眩しかった。
新婚生活がはじまり翌年には出産した。
40代前半は環境の変化と今までの疲れがピークを迎え、大病を患って、休息と健康管理を徹底しなければならない状態になった。
1年くらいは生死をさまよっていた。その間は家族とは別居状態に。
そこから奇跡の回復。死なずに今も生きている。
さらに40代後半になると今度は両親の介護の末、大好きな両親と死別。ふたりとも病死だった。
私は父の後を継ぎ占い師になった。
そして、今に至る。
とまあ、ざっとこんな感じの人生。
人生って山あり谷あり。
占い師になって、わかったことは、私には長寿の星を与えられているということ。
だから、あのとき死ななかったのか…と思った。
人生100年だとしたら、私にはあと50年くらいはある。
若いときは将来の夢とか、ものすごく大きな夢を描いていたけど、中年になると、大きな夢より、毎日のちょっとした夢を叶えてあげたら、自分はしあわせになれるのではないかと思えるようになってきた。
好きな服を着たい
好きな髪型にしたい
ピアノが弾きたい
美味しいものが食べたい
何か飲みたい
好きな曲を聴きたい
ドライブしたい
自然の景色を見たい
note書きたい
などなど。
毎日、何かを叶えてあげられたらご機嫌に過ごせるはず。
自分がご機嫌になったら、その時はしあわせな自分でいられる。
それを継続していったら、心の余裕が生まれて、自分だけじゃなく、他人にもしあわせの分配ができるようになるのではなかろうか。
最近は、そんなふうに考えるようになった。
毎日、自分の夢を何か叶えてあげようと意識を自分に向ける。
ちなみに、昨日はひなまつりに美味しいパンケーキを食べたいという夢を叶えた。
すると、眠りにつくときに
「今日も自分の夢を叶えてあげられた。うれしい。明日も夢を叶えてあげよう」
ってワクワクしながら眠れる。ぐっすり眠れる。
明日は来る。どんな時も。
明日は来る。私のために。
ありがとう。
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