40代オバサンの骨折日記23「GW後半は松葉杖で島へ!」(骨折60日目/手術後47日)
5月6日(月・休)、長かったGW最終日は家でゆっくりと過ごしている。毎年結婚記念日に決まって同じところにランチを食べに行く慣習になんとなくしているけれど、ちょうど予定があったので当日は行けず、今日行ってきた。あとは昨日までの演奏旅行のたまった洗濯をして、録画していたドラマを見てゴロゴロ。
5/2〜5まで、ある地方の芸術祭で、友人が主催のダンスパフォーマンス作品を発表するために、伴奏で参加してきた。骨折してからおよそ2か月が経ったけれど、いまだに免荷で骨折したときと状況はほとんど変わってないので、リハーサルも結局2回しか参加できなかったし、右足を使わずに本当にうまく演奏できるのか、松葉杖で島へ渡るチャーター船に乗れるのか、などなどいろいろと不安だったけれど、無事に行って帰って来られて心底ホッとしている。
2日は前乗りでリハーサル日。野外の広いスペースが会場なので、音のバランスや立ち位置など細かくチェック。野外で音が抜けるのでなかなかやりにくい。GW前半と違って天気はとても良くて日差しが強いので、長時間野外にいると結構体力を消耗する。ダンサーにはなかなか大変だけれど、真夏ではないので少し日陰に入れば涼しいのが助かった。やはり夏会期を避けて正解だった。
宿泊先は前回の芸術祭のときと同じ、船舶関係の方が宿泊する特殊な宿?で、一般の宿泊はほとんどなく、芸術祭参加アーティストなどがここを紹介されて泊まることがある。わたしたち以外には、おそらく船舶関係の男性がひとり宿泊していたようだ。わたしたちは今回スタッフを入れて総勢10人で、一部屋だけあるベッドの部屋に女性3人で泊まることになった。ほかはすべて和室なので、部屋に入るときに段差があるし、布団での寝起きは大変なので、ベッドの部屋があって助かった。ただ部屋は3階で、ここもまた階段しかないので、慎重に登り降りしなければならない。お風呂は1階で4〜5人が入れるくらいの広さで、いろんなリスクや面倒を考えて今回もお風呂は諦め、体拭きシートとドライシャンプーでなんとか乗り切ることにした。念のためいつもお風呂で使っている椅子を持ってきたので、それをトイレの洗面台のあたりに置かせてもらうことにしたので、歯磨きや洗顔はかなり楽だった。
3日は朝から船で30分ほどの島へ。一般の船だと乗り切れなかったり時間がタイトだったりするので、チャーター便で移動。漁船くらいの小さな船で、船室に入るのには狭い階段を降りなければいけない。一瞬松葉杖でどうやって?!と焦ったけど、みんなに前後で見守ってもらい手すりを持ってなんとか入ることができた。降りるときは途中膝をついたりしてどうにか出られた。島では毎月行われているお誕生日会のゲストとして出演した。終わると少し休憩してすぐまた船で戻り、夕方からは港でパフォーマンス。どうにか無事に演奏できた。
外の移動は松葉杖と車椅子両方で使い分けながらするのがベストだった。車椅子を自走しながら松葉杖は持てないし、少しの段差や坂でもかなりヒヤッとするので、やっぱり付き添いの人に車椅子を押してもらいながら、通りにくいところは松葉杖で歩くというのがスムーズ。砂利道なんかは車椅子は難しいし、長距離歩くのは松葉杖だとかなりキツイので、やはり身障者の外出は本当に大変だと思った。元気になったら困っている人がいたら率先して助けようと思うし、お声かけできるように心がけたい。
4日と5日もそれぞれ決まっていたスケジュールでパフォーマンス。リハーサルにあまり参加できていなかったものの、最後の演奏ではダンサーとかなり息を合わせることができて、しっくりくる感覚が出て良かったと思う。やっぱり何度も同じメンバーでリハーサルをすることってとても大事だなと思った。個人練習や音源に合わせての練習をどんなにやっても、ライブで息を合わせるのは難しい。でも同時にそれはとても楽しいことで、今回諦めずに参加できて本当に良かったと思えた。代役を立てずに辛抱強く待ってくれたメンバーと、いろいろ助けてくれたスタッフ、ずっと付き添ってくれた夫に心から感謝します。
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