40代オバサンの骨折日記7「いびきからの解放・手術の説明」(骨折11日目)
3月18日(月)、昨夜もすごいイビキだった。そしてわたしが転院した次の日に入って来られた斜め向かいの患者さんが夜中にナースコールして、看護師さんに切々とこのひどいイビキについて話していた。やっぱり困ってたのはわたしだけじゃなかった!わたしだけがクレーマーみたいに思われていたら嫌だと思っていたので、ちょっとホッとした。
朝ごはんを食べ終わってしばらくすると、お隣の人が手術に行かれて、そのあと急にバタバタと荷物を運び出し清掃が入った。看護師長さんが来られて、お隣の方が手術後個室に移動することになったと報告を受けた。「今までごめんなさいね、確かに音が凄かったもんね…。」と。良かったーーー!
清掃が終わると、もう早速次の方が来られた。向かいの方と同じくらいのお歳の女性で、穏やかな話し方で優しそうな方だった。心底ホッとした。
夕方、夫が少し早めに仕事を切り上げて、手術の説明を受けに来てくれた。1時間ほどすると先生が来られ、別室に移動した。レントゲンとCTの画像を見ながら現状わたしの右足がどういう状況なのか説明を受ける。
正式病名は「右足関節脱臼粉砕骨折」。すねの細い方の腓骨がパッキリと折れている。そして上の方が剥がれかけていた。太い骨を支えている距骨という足首関節の大事な部分も欠けていて、何か所も骨が折れたり欠けたりしている状態で、「右足関節観血的骨接合術」という手術をして、プレートとネジで固定する必要があるということだった。腱や神経はどうしようもないので術後の経過を見るしかないとのこと。レントゲンだけでなくCTの画像を見せられると、かなりの重症だということがよくわかり、落ち込んだ。
さらに、手術のリスクや術後に起こり得る感染症や後遺症、麻酔の作用などについての説明を受けているうちに、だんだんと恐ろしくなっていった。ひと通りは最悪の場合を想定して説明しておかないといけないのだとはわかっていても、ゾッとするようなことばかり。さすがに晩ごはんはあまり喉を通らなかった。
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