40代オバサンの骨折日記5「相部屋あるある?・リハビリ開始」(骨折8日目)

3月15日(金)、全然眠れないまま朝を迎えた。隣のベッドの人のイビキが怪獣レベルで、眠れないどころか怖くて心臓がバクバクするほどだった。年齢はわたしより少し上かな?くらいで、乳酸菌タブレットをおすそ分けして下さったり、看護師さんやお見舞いのお友達と話す感じも気さくでいい感じだったり、と良い人だとは思うけど、こればっかりはどうしようもない。きっと睡眠時無呼吸症候群というやつだと思う。不規則にイビキが始まり、だんだん大きくなって、最後はうなされているように声が出て、起きてトイレに行く、というのが夜中3〜4回。トイレから戻ってしばらく寝入るまでの少しの間だけ静かになるが、イビキが始まるととてもじゃないけど眠れない。これが毎日続くとなるとさすがにまずいので、彼女がいないときを見計らって看護師さんに相談してみたけれど、耳栓と眠剤を勧められた。耳栓は良いとして、眠剤なんてこんな理由で飲むのはやはり不本意に思うので今回は断った。お向かいは自分の親くらいの歳の女性で、少し耳が遠いのか、あまり気にされてるようではなかった。

朝ごはんはパン食だった。うれしい。パンが特別好きなわけではないけれど、白ごはんばかりだと飽きてしまう。ゆで卵とフルーツもあって、これだと牛乳がついていても献立的に違和感がない。前の病院は朝食がとくにひどかったので助かった。昼も夜もごはんはそこそこおいしくて、安心した。

手術前とはいえ、ベッドにずっといるだけでは体力が落ちるし、退院後に向けて松葉杖の練習や足上げの筋トレ方法のリハビリが始まった。若い男の先生で、優しく丁寧に指導してくれた。患者の数も多く、手術や治療がメインの病棟なので、リハビリ自体は1日に2〜30分程度の軽いものだけど、やり方を教わってベッドでもできるだけ自分でやるように言われた。運動はもともと苦手だけど、さすがにこれは頑張ってやろうと思った。松葉杖のコツがまだよくわからなくて怖いけど、とにかくやるしかない。

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