見出し画像

CL権争い③ リバプール

色々ありすぎた今シーズン。開幕3連勝を飾った途端、ヴィラ相手に衝撃の7-2。そして悲劇が起こったエヴァートン戦。新戦力の躍動。疲労によるパフォーマンス低下。キャプテンの離脱。若いCBの奮闘。
色々あって今、CL権を獲得することができる位置にいるというのは、さすがクロップといったところである。今回は、今シーズンのリバプールを振り返りながら、CL権について語っていこうと思う。

呪われてる怪我人の多さ

リバプールの怪我人が多いのは周知の事実だが、今一度現在離脱している選手を確認していこう。

ヘンダーソン  2/21から離脱   5/23に復帰予定
ミルナー  5/8から離脱  5/16に復帰予定
マティプ  12/31から離脱  今季絶望
ゴメス  11/11から離脱  今季絶望
カバク  5/9から離脱  復帰未定(軽傷)
ケイタ  5/9から離脱  復帰未定
ベンデイビス  2月上旬から離脱  復帰未定
ケレハー  3/8から離脱  復帰未定
ファンダイク  10/17から離脱  今季絶望
オリギ  3/12から離脱  復帰未定

呪われてる。
どうなっているんだこの人数は。

なかでも大きかったのは世界最高CBフィルジル・ファンダイク。やはりこの人の存在はでかかった。1人抜けただけでビルドアップの形を変えなければいけなかった。それなのに立て続けにゴメス、マティプも離脱。そしてわれらがキャプテン、ヘンダーソンも長期離脱。冬にとったベンデイビスも知らぬ間に怪我しているし、ミルナーとケイタはいつもいつの間にか怪我してる。

この怪我人の多さで戦えていたのが奇跡みたいなものである。クロップはどのようにしてこの呪いと戦っていったのか。

新戦力の活躍

では紹介していこう。まずは2人のCB、オザン・カバク、ナサニエル・フィリプス。
本当に良くやってくれている。両方の弱点をカバーしあって、安定したバックラインを形成している。この2人が安定してくれたおかげで、ファビーニョをアンカーで使うことが出来た。冬のローンでここまでやってくれたカバクには感謝しかない。

次にジョタ。ウルブズから移籍してきたこのFWは公式戦28試合12得点。素晴らしい。今季不調のフィルミーノのかわりにCFで多く起用され、結果も残した。怪我で2ヶ月ほど離脱したのは痛かったが、戻ってきてからもいいパフォーマンスをしてくれている。来シーズンも楽しみな選手だ。

最後に、カーティス・ジョーンズ。ユース上がりの若きMFは中盤のファビーニョ、ヘンダーソンが後ろに下がり、他のMFが怪我で離脱したことで、出場機会を得ることができ、存在感を出している。なんといってもこの男はよく走る。豊富な運動量、高精度のパス、細かいボールタッチ。今後のリバプールでも強力な戦力になるだろう。

この4人の活躍もあったが、なんといっても今この順位にいることができているのは、あの男たちの影響が大きい。

頼りになる男たち

1人目は個人的今シーズンMVPのファビーニョ。
CBがいない時には1列下がって安定したパフォーマンスを披露して、アンカーで使われると、プレミア最高峰の選手として姿を表す。このブラジル人がいなければ、若手2人の仕事はもっと多くなり、ぼろもでていたかもしれない。ほんと感謝。

守備陣でいうとやはりアリソンとロボは今シーズンも健在である。
アリソンは、今シーズンは組み立てのミスはそこそこ多いが、シュートストップは素晴らしい。特に飛び出しの技術はプレミアでも1位ではないだろうか。直近のセインツ戦は、アリソンのおかげで勝ち点をもらったと言っても過言ではない。

ロバートソンは、アシスト数は減っているものの凄まじいアップダウンを繰り返しているのに、全く怪我しない。なんとプレミア全試合出場。交代もほぼしていない。まさに鉄人である。
サブとの力量を考えると、ロボが怪我してしまうと相当厳しくなりそう。ツィミカスはインスタグラマーになりかけてるので。

そして我らがエース、モハメド・サラー。マネ、ボビーが不調のなか、なんだかんだ得点王争いをしているのはほんとに凄い。そしてマンチェスターユナイテッド戦。後半44分のあのゴールの後の喜び方。
リヴァプールファンは、感動しただろう。自分は泣いた。移籍の噂もでているが、あれだけ喜んでくれるサラーはどこのクラブにも行ってほしくないというのが本音である。頼む残ってくれ。

結局CL権は?

結論から言おう、へましなければ取れる。
リヴァプールは、ユナイテッド戦の勝利が大きかった。あと三試合(WBA、バーンリー、パレス)はユナイテッド戦のリヴァプールのパフォーマンスをみると普通に勝てる相手である。しかも3チームとも降格はしないし、EL権を争っている訳でもない。いうならば消化試合なわけである。CL権争いをしているリヴァプールと比べると、気持ちの入り方が違う。

1番平和なのは、レスターとリヴァプールがCL権を獲得し、チェルシーがCLを優勝するルート。
1番残酷なのは、レスターとチェルシーの直接対決でチェルシーが勝ち、リヴァプールが全勝しても、得失点差でレスターがCL権を獲得するルート。

いづれにしてもリヴァプールは残りの試合全勝するしかない。もし今シーズンCL権を取れたら、クロップは世界中のリヴァプールファンから崇められるだろう。頑張れリヴァプール。負けるな。

前回

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?