明治の「煙草王」
1909年(明治42年)に完成したこの建物は、明治時代の富豪で「煙草王」村井吉兵衛の別邸として建てられたとのこと。アメリカ人宣教師ガーディナーの設計によるもので、当時の国内外からの賓客をもてなすために使われたそうで、伊藤博文による扁額が飾られている。
現在は1,2階部分はレストランやカフェとして利用されていて、それらを利用する際に内部を見ることができる。3階部分は通常は非公開となっていて、年に1度の特別公開の時にのみ見学可能。
3階部分の特別公開を見学するというお目当てに合わせて、せっかくなのでレストランでランチを。建築当時に食堂として使われていた部屋が現在はレストランになっていて、当時を想像しながらフランス料理をいただいた。なお、カフェやアフタヌーンティー、バーもあり、それぞれ部屋ごとにインテリアが異なっているそう。
八坂神社や円山公園は馴染みのある場所だけれど、すぐ近くにあるこの長楽館は気になりながらも足を踏み入れる機会がない、そんな場所だった。今年の諸事情で人出がガタっと減ってしまったとのこと、だけど、歩きやすくていいなぁ、なんて思ったり。道路が渋滞でバスが動かない、なんてこともないしね。
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