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86番札所 志度寺(しどじ)


大師堂の上に龍さんが!
  • 所在県: 香川県

  • 歴史・由来: 空海の甥である真魚が創建。海に縁があり、航海安全を祈る寺として知られる。

  • 本尊: 十一面観音

  • 真言: 「おん まか きゃろにきゃ そわか」
    (福を授かり、無病息災・地獄に落ちず極楽浄土に行ける)

こちらのお寺では、身包み剥がされます(笑)

「志度寺」の歴史には「死渡寺(しどじ)」と
呼ばれていたという物語があるそうで
この世からあの世にいらっしゃる観音様を
お参りするお寺 だとか。

三途の川を渡ると、「奪衣婆(だつえば)」がいて
罪の重さを衣の重さで判断して
閻魔行きか極楽浄土行きか決めている んですって。
そんな「婆」がまつられたお堂があります。
そして「閻魔堂」も!
余談ですが、俗説によりますと、奪衣婆は閻魔大王の嫁だとか?!
さらに余談ですが「ゲゲゲの鬼太郎」の敵?

お寺の境内には、あちこちに綺麗なスイセンも植えられてて素敵なお庭でした。
そして、ここには五重塔が!

五重塔の一層一層に意味があるって知ってました?
わたしは知らなかったです😅

下から順に「地、水、火、風、空」
仏教の「五大縁起」が由縁なんだそうです。
「五大縁起」とは、「この世界が成立している5つの要素」

地=固体のこと。固い性質のもの。
水=液体、流れ、清める性質のもの。
火=温め、上昇し、浄化する性質のもの。
風=気体、活動や影響を表す。宇宙の呼吸。
空=空間、包容力、無限の性質。

これから五重塔を見るときは、この観点で観察してみたいと思います。
(覚えてたら😆)

ここに大草鞋がありました。


綺麗な五色幕がかかっていました

五色(ごしき)は、仏教において如来の精神や智慧を表す5つの色です。
青・黄・赤・白・黒が基本となる五色ですが、
日本で用いられている仏旗の色は、青の代用が緑、黒の代用が樺・紫です。
それぞれの色は、一般的にお釈迦さまの体や教えとして解釈されているそうで

青(緑) - 如来の毛髪の色で、心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く、
定根(じょうこん)・禅定(ぜんじょう)を表す

黄 - 如来の身体の色で、豊かな姿で確固とした揺るぎない性質、
金剛(こんごう)を表す

赤 - 如来の血液の色で、大いなる慈悲の心で人々を救済することが
止まることのない、精進(しょうじん)を表す

白 - 如来の仏歯の色で、清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める、
清浄(しょうじょう)を表す

樺(紫) - 如来の袈裟の色で、あらゆる侮辱や迫害、誘惑などに
よく耐えて怒らぬ、忍辱(にんにく)を表す


先達さんが、この色、野菜だと何?って話をしてくださっていました。
って・・・なんだっけ?思い出せない(笑)

志度寺には、曲水式庭園・無染庭があります。

「曲水式庭園」は、室町時代のお庭です。
曲水とは曲がりくねった水路のこと。
「無染庭」は、重森三玲の作品で禅式枯山水庭の定型を採っています。
※重森三玲(しげもり・みれい)は、昭和を代表する庭園家(作庭家、庭園史研究家)
残念ながら、「無染庭」は見学してませ〜ん。

志度寺は、海のすぐ近くにあります。

敷地内には、「海女の墓」があります。
ここは、藤原不比等と結婚した海女の墓とされています。
龍神に奪われた「面向不背の玉」を藤原不比等の代わりに
命をかけて取り返してきた海女の墓という伝説です。
どうやって龍神から玉を奪い返したか?が壮絶なんですが
ここには書きませ〜ん。

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