愛知県に引っ越しました
主人の転勤の引っ越し先は愛知県の武豊町というところでした。
会社が新しく建てた8階建ての社宅マンションに入居いたしました。
横浜に比べるとやはり田舎で周りには田んぼもあるような
のどかな場所でした。
そのためか長女の喘息はこの頃から全く出ないようになりました。
転地療法が功を奏したのだ!と嬉しく、同時にホッといたしました。
しかし、相変わらず長女は新しい保育園を嫌がりました。
「なぜこの子だけ・・・」と思うと
毎朝情けない気持ちでいっぱいになります。
新しい土地で楽しく暮らせる、子供も喜んでくれると思ったのに
そうは簡単にはいきませんでした。
まだ知り合いもできない孤独もあり
慣れない生活の疲れも出て、私には余裕がなくなっていきました。
ある朝、登園時にいつものように
「保育園行かない!」とシクシク泣く長女に
カッ💢なった私は
側にあった裁ちバサミを長女に向けて
「保育園行かないなら、もうお母さんと一緒に死のう!」と叫んでしました。
長女は「嫌ー!」と泣き
そばに居た次女もワーワーと泣き始め
私も泣き、3人でしばらく泣いてしまいました。
今思えば「そんなことぐらいで何故あんなに追い詰められたのだろう?」と思います。
それでも長女の登園拒否は続き
毎朝欠席連絡を入れるのが辛くなった私は
「もう自分で保育園に行って「今日は休みます」と言って来なさい!」
と言いました。
流石に一人ではできないだろう・・と思って、怒ったふりで背を向けていたところ
長女が一人で玄関を出ていき
しばらく帰ってこないと心配していたところ
保育園から
「今、みきちゃんが「今日はお休みします」と言いにきたのですが、一人で帰すわけにはいかないので、お迎えにきて下さいませんか」と園長先生から電話がかかってきました。
本当に一人で行ったんだ・・・と驚いて
慌てて次女をおんぶして保育園に走りました。
長女はすました顔で園長室に座っておりました。
すまして座っている長女の顔を見た時
「こんなとこで座れるなら、いっそ保育園に行ってくれればいいのに!」と
長女への腹立たしさと園への恥ずかしさと色々な感情がぐちゃぐちゃになり
園長室で私はまた泣いてしまいました。
それでも少しづつ長女も保育園に行ったりする日も増え
日々は過ぎていきました。
キミちゃんより
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