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なんでもいいからこの田舎を脱出しなくては!
「ロサンジェルスで結婚」という話があっという間に吹き飛び
もうヤケクソのような状態で
また、針のムシロのような中で過ごしていた私でしたが
こういう時というのは
運命の川の流れから逃れることはできないようで
同級生の美佐代さんのお兄さんと
恐ろしい流れの速さで結婚することになりました。
とは言え、もちろん不安で悩みました。
やっぱりこの結婚はやめた方がいいのではないか?とも
思いましたが
田舎の「人目」「噂話」を気にした父が
「こんな樽入れ(結納)まで持ってこられて断ったら
気位の高い娘だと言われて2度と嫁の貰い手がなくなる。
嫌なら戻って来ればいいから、一度は嫁に行け」
と言いました。
私も単純に
「そっか、嫌なら戻って来よう」
と軽い気持ちで嫁に行くことに決めてしまいました。
私って本当に
なんと申しますか・・・
後先考えない安易な選択を時にしてしまう習性があるようです。