いらなくなったもの#9〜CD


CDが売れまくっていた90年代に青春を過ごした世代なので
どのアーティストもライブに行ったり思い入れがあり
CDはいらなくなっても手離す選択肢は頭に浮かびませんでした。

コロナ禍で変化が生まれました。

CDはもういいかなと思ったのはごく最近でコロナ禍のことでした。
子供の幼稚園も夫の仕事もすべてが止まり家族で自宅にいる機会が増えました。
CDプレイヤーも持っていましたがそれよりもYoutubeやSpotifyで
子どもたちの聴きたい曲を探したり、その頃に私は英語学習がてら聴いた洋楽にハマっていたのでプレイリストを作ったりして、手持ちのCDの曲を聴くことはほとんどなくなっていました。

音楽を聴くのにもスマホさえ持っていればいい、どのCDの何曲目に入っていると
記憶を辿らなくてもいい、車で音楽を聴くのにもスマホさえ持っていればいい、
この生活に慣れたらCDを聴くことはもうないだろうなと思いました。
90年代は音楽をCDで聴くしかなかったからそうしていただけで
今は他の手段でも聞けるからより便利な方にシフトしただけで
もっと良い手段があればそちらに流れていくと思います。

それでも葛藤がなかったわけではありません。
また聴きたくなったら?このCDに凄い価値がついたら?
これを手離したらファンとは言えない?などなど。

葛藤するくらいならとっておいてもいいか?とも思いましたが
現在聴いている音楽のプレイリストを作った時に
持っているCDの曲は1曲も入っていませんでした。
私自身が変わっているのだから、聴く音楽はこれからもどんどん変わっていくだろうなと感じ、踏ん切りがつきました。

CDの曲はicloudで保存してありスマホでもパソコンでもいつでも聴けます。
こういうところはデジタルのいいところです。

現在は

CDを手離した事による後悔や不自由は全くありません。
むしろすべてをスマホで聴けるようにしたことで、車の中で
聴く機会が増えました。
一番リピート数が多いのは
宮沢りえの「DREAM RUSH」です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?