見出し画像

台風シーズンに向けて

※今回上げる画像について※
#平成11年 (1999年)9月24日(金曜日)の台風18号 通過後の、
午前8時前後の下関市細江町の当時の住まいから撮影したモノです。

当日は、#台風 の通過と満潮がほぼ同時刻で、高潮の被害がありました。
旧市内は燃えるゴミの日で、前日置かれたゴミが浮かんでいました。
(撮影できていなかったのが悔しいです)
某地元新聞の地下には過去の新聞が保管されていましたが、
すべて浸水で廃棄物になったと聞き及んでいます。
当時私が住んでいた細江のビルのエレベーターも塩害で止まり、
数週間6階まで階段生活を送りました。
見事に、浸水したのは国道9号線から海側、埋立地でした。
潮が引くと同時に晴れてきて、ゴミ回収車も来てくれました。

私はこの日の午後、派遣会社から連絡があり、
翌日から暫く休暇なしで災害受付の電話対応の業務に就きました。
時給1700円だったと記憶しています。
今に至っても私が契約した中で一番の高時給です。

令和4年に下関市が出したハザードマップには、
この台風の例が出ています。
どこまで浸水したのかが分かる、出来栄えの良い地図です。

でも、地元の皆さん、忘れているんです。
忘れちゃ駄目なんです。

もう四半世紀も前の事ですから仕方ないかもしれません。
ただ、思い出してほしいんです。
災害は忘れた頃にやって来るんです。
そして、政府は当時よりポンコツになりました。
今年の元日の能登地震を見る限り、公助は当てにできません。
水と食料の確保、住んでいる場所の確認、できているでしょうか?

今はマンションの山口銀行入江支店と西日本シティ銀行。信号は動いていません。


左・住友生命ビル、右・みずほ銀行下関出張所


上の住友生命ビルの上の方の道

3枚の写真を添付しました。
国道9号線迄、埋め立てた場所までが浸水した、という証拠です。


みずほ銀行下関出張所・山口歯科の対面の路地裏


下関警察署の裏口


市営細江住宅

#下関市 は災害が少ない街です。
少ないので大丈夫ではありません。
どうか、皆さんご安全に。
そして、このnoteを見てくださっている皆さんの中に、
下関にご縁のある方がいらっしゃいましたら、是非、連絡してください。
過去にだってだいじょばないことはあったし、
これからも起こり得ると伝えてください。
本当はもう少し練って文章を書きたかったのですが、
今回の台風進路を見て、とにかく上げようと決めました。

平成11年(1999年)9月24日。
この5日後、台風で車両保険に入っていなかった車が廃車になり、
自暴自棄になった男性が起こしたのが、下関通り魔事件です。
発端は、台風災害でした。

#記憶を記録する


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?