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「旦」の字
今朝の朝陽です。
朝のタスクの間の隙間時間に米を研いでいたら、夫の呼ぶ声。
何かな?と思ったら綺麗な朝陽でした。
せっかくなのでとパチリ。
で、画像を確認すると、電線を使ってになっちゃいますが、
マスコミ含めて良く間違って使われる「旦」の字が説明できるな、
と思ったので。
一応、日本文学科卒業です。
書道は4歳から30歳くらいまで学んでいました。
大師匠さんからは、漢字の成り立ちを知った上で書に取り組むよう指導いただきました。
学芸員の資格取得の際のオーバーヘッドプロジェクターを使った資料作り、
私の作ったのは「書」という感じの成り立ちです。
そんな私の大好きで、世間の誤用が目につく文字のひとつが、「旦」です。
「旦」は象形文字・自然の形から作られた漢字です。
日(お日様)と、漢数字の一(水平線・地平線)から成っています。
画像の「旦」っぽい朝陽はお日様+電線ですが💦
水平線、地平線からお日様が出た所が、「旦」なんです。
…ということで、元旦、は、元日のお日様が出た所=午前中を意味します。
今年の元日の夕方の震災時、「元旦の震災」という報道や記録を目にしました。
言葉は良くも悪くも進化します。
元旦が元日丸一日を示す言葉に進化しているのかもしれません。
ただ、元を知っていれば進化ではなく無知・無教養・義務教育の国語の失敗です。
来年の元日までひと月切りました。
元日の午後以降を意地悪く楽しみにしています。