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すごいぞ、触覚!

#直方谷尾美術館
#ユニバーサルミュージアム
皮膚にも視覚があると聞いたことがあるけれども、
私の見ているモノは目からの情報だけ。
残念だなぁ…指先が見ている世界、見たいなぁ…

今年絶対抑えときたい展覧会で、いつ、見に行くか考えまくって、
8月31日の朝イチで行きました。

子どもの時の赤切れのままだったら心ゆくまでは触れなかったな。
そう、思いっきり好奇心の赴くまま、触りまくって楽しんできました。
視覚障碍者の学芸員さんの方が作られた展覧会。
面白かった点は別に書くとして。

私は触れる喜びのあるニンゲンです。
十代までは、年中、赤切れで指先がボロボロ。
何かを触る前には、まず手を確認しなければいけませんでした。
こっそりやっていたけれども、手芸も禁止。
大好きな読書も、帰宅、夕食、入浴後、
指先に薬を塗って綿の手袋をはめてからでないとダメだと言われていました。
皮膚科の主治医の言う通り、
二十歳過ぎていつの間にか治ってしまってからは、
手芸も読書もやりたい放題。
それが当たり前になってしまっていた今、
触に関する企画展。

昔、通勤途中で知り合った視覚障碍者の方の話を思い出しつつ。
見えてないのに私を見かけると手を振る人に、
なぜ分かるのか聞くと、
空気の通りとニオイと言われたのだけれども、
ニオイはまぁ、理解できたとして空気の通りって?
…これが分かるインスタレーションがありました。

境界 島田清徳

目を閉じてこの空間を縦横無尽に歩くと、
空気の通り、というのが見えてくる。
あの人は見えていないけれども見えていたんだなぁ、
私にも少し、分かったようです。

見えていても、当然面白いです。
この企画展、直方谷尾美術館でしか見られない展示方法もあるので、
どこかで見られた方も是非、
直方まで来て見ていただきたいものです。
近くに、もち吉や久遠チョコレートもあるし、
年々面白そうなお店もできているので味覚・視覚も含めて楽しめますよ♪

レビュー書こう、と思たけど、
まだまとまり切れてなかったです。
漠然とあるのは、見えないより、触覚がない方が怖い事なのかもしれない、
と思える展覧会です、ということなんだけど、
もう少し詳しい事、次の機会に書きます。

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