見習い建築家のログブック
大学の課題で設計した建築物の作品集です。課題の内容を簡単に説明した後に、何を考えながらどういう流れで設計したのか、最終的にどういうものが完成したのか解説しています。
教育心理学について学んだことを簡単に要約しています。学校の先生だけでなく、お子さんのいらっしゃるご家庭の方にも読んでいただきたいです。
議論をする際に、どちらの主張が正しいかをはっきりさせようとする風潮が強くなっていませんか? 自分の主張がどれだけ正しくて、相手の主張がどれだけ間違っているか。 議論がここに終始しているケースが非常に多くなっています。 中には、間違った主張をする相手を馬鹿とか無能とまで言っている人間も多いのが実態です。 ひどいものです。 そもそも、議論や対話というのは、あるトピックに対してお互い協力して正解を見いだすのが目的です。 そのために、自分からはこう見えているとい
パレスチナとイスラエルの紛争のニュースが日々報じられていますね。 画面越しにでも、見るたびに気が重くなります。 ガザ地区だけじゃなくて、ウクライナとロシアの戦争は1年以上続いているし、ミャンマーのクーデターもまだ継続中。他にも、世界各地で内戦が続き、難民が絶えない状況です。 世界中の人々が戦争に反対しているのに戦争が絶えないのは、政治的な理由が大きいのですが、今回はそれを抜きにして解説してみようと思います。 そもそもなぜ争いが起きるのか。 戦争だけじゃなく、
学生さんの中には、自分の成績があまりよくないからと勉強が苦手だと感じている方もいるでしょう。 その保護者の方も悩んでいるかもしれません。 けど、落ち込まないでください。 そういうこどもたちは、「学校が提供するタイプの勉強」が苦手なだけで、頭の良さは変えられます。 知能の適合性 まず、最適な学び方は、人によって違います。 一般的な学校の授業方式のほうに、先生の話を聞いたらわかる人もいれば、絵に描いて説明したらわかる人、経験してみて初めて理解する人もいます。 さ
中学二年生の頃、理科の授業中にハリー・ポッターを読んでいて怒られたことがあります。 机の下に隠して読んでいるつもりでしたが、何しろデカい本なのですぐにばれました。 中学二年生にたまに見られるささやかな反抗のエッセンスも少しありましたが、本を読んでいたのは授業がつまらないからではなく、内容をすでに理解していたからです。 結局それ以降の時間は、知っている内容をぼーっと聞くだけの時間になりました。 小学校から高校にかけて、教科書やノートに落書きをして怒られたことも何度も
人間関係における争いは多くの場合、感情のコントロールができないことで発生、または深刻化します。 反対に、何か問題が発生しても、感情を上手くコントロールして冷静に対処できると、問題が解決する上に人間関係の改善も望めます。 今回から次回にかけて、人間が感情のコントロールをどのように身につけるのかについてお話しします。 情動の3つの機能 まず、心理学では感情とは継続的なもので、明確な対象のない「気分」も含まれるので、比較的急激で一時的に発生する感情を情動と呼んでいます。
こどもが科学的知識を学ぶとき、従来の授業のように教員や教科書から学ぶのはあまりお勧めできません。 なぜなら、こどもの経験と科学的知識の間に矛盾が生じることがあるからです。 素朴概念 当たり前ですが、こどもが学びを得るのは学校の授業や教材からだけではありません。 生まれた瞬間、もしくはその前から様々な方法で世界を学習していきます。 それによって生まれるのが素朴概念です。 素朴概念とは、日常生活での体験から自然に獲得される知識のことです。 この素朴概念を考慮せず
学校を創りたいならこどものことを理解しておくべきなので、教育心理学を学びます。 しばらくは、学んだ内容の簡単なまとめを投稿していきます。 今日学んだのは、認知の発達の過程について。 ピアジェ氏による認知発達の理論 ジャン・ピアジェ氏は、スイスの心理学者。 こどもが成長とともに、どう世界を認識し理解するのかを説明した発生的認識論を提唱しました。 他にも、教育理論における構成主義や、こどもの言語、世界観などについて研究した、20世紀で最も影響力のあった心理学者の1人