低学年でサッカーの戦術を教えるべきか?
小学生のうちに戦術を教えるべきか否か。
何年生から教えるべきか?
メリットは?デメリットは?
そんな記事を目にするし、気になっています。
プロサッカー選手を育てたことがないので実績はありませんが、
低学年から戦術は教えるべき!
が、私の持論です。
基本的な戦術を教える
戦術といっても色々ありますが、11人でやるスポール「サッカー」の基本的戦術を理解させればいいと思っています。
・スペース
どこにスペースがあるのか?
スペースをつくるには?
自チームがボールを保持している時はスペースに動く
ボール保持者に対してコースをつくる、仲間と被らないようにする
・ボールを動かす
最短でリスクがなくボールをゴールへ導くには?
三角形を作りつづけ、ボールを効果的な方へ繋ぐ
ボールを受ける前に周囲の確認(首を振るではなく、首を振って状況を把握することを教える)
前方にスペースがあれば自分でボールを運ぶ・キープする
自分がボールを持っていることで相手を引きつけて数的優位を作る
・守備
相手チームがボールを保持している時は広がりすぎず中を絞る
プレッシャーを与える(ミスを誘発するだけでも効果があることも)
プレスは1人目で奪うのではなく2人目で奪うことも考える
キープ力がある、スピードのある相手への対処
周囲の確認、相手のパスコースや意図を想像する
文字にすると結構大変ですねw
でも1年生からコツコツ教えればできるはずです。
実践するために必要な技術は、
止める・蹴る・周囲を見渡す
これさえあれば実践できることです。
ドリブルテクニックは必要ないし、足が速い、体が強い必要もない。
逆にドリブルテクニックがある子はボールを離さず、スペースの管理もできず、自滅して、結果チームの失点を生む。というのを子供に限らず大人のサッカーを目の当たりにしてきました。
小学生のうちにすべきは、
足が速くなる・体を強くするフィジカルトレーニングでもなく、足技でもない。
サッカーを教えることです。
ただし、戦術を理解するうえで絶対的に必要な力があると思います。
・子供に必要な力
考えることができる
学ぶ姿勢がある
言語化能力
私は可能な限り、自分(親)の口から息子(小学低学年)へ戦術を伝えることは避けてます。
・コーチの言葉(任せられるコーチやスクールを探すのが大変💦)
・サッカー観戦(海外リーグで90分フル)
・読書(戦術や技術についての本。読みやすいもの)
+
上記をベースに、良いプレーができた・良いプレーを見た時にさりげなく「●●だから○○できたんだね」とか、補足程度に戦術理解をさせようとしてます。
"子供に必要な力"をつくるために親が整える環境は
・ゲームをさせない(Switchもアプリもない)
・スマホやタブレットを触らせない
・Youtubeは見せない
・テレビもほぼ見せない
・食事に気を付ける
・本をたくさん与える
・創るきっかけを提供する(折り紙でも工作でも)
・「ヒマー!」という言葉に負けないw
長くなりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
サッカー教育論は人それぞれなので、どれが正解、はありません。
ちなみにスペインでは戦術ばかりらしいです。それが無敵艦隊と呼ばれる代表をつくり、イニエスタやシャビ、ブスケッツ、クバルシ、ヤマルのような選手を生み、EUROもW杯も制覇しているので、私の偏った持論の心の支えとなっていますw
とはいえ最も大事なのは、
サッカーだけでなくどんなことにおいても子供の成長を促す環境を整えるのが親の仕事です。
自ら考える力、学ぶ力を持った人間が社会には必要です。そういう人間に育つよう、一緒にがんばっていきましょう!