とにかく演芸を浴びたい!2024年02月②
2月中旬です。
2月11日に行われた「さがみはら若手落語選手権」第3回予選会の様子を書きます。
予選会2日前ほどに出場者の演目が発表されました。
5名の出場者のうち「新作(創作)」落語は昇輔さんのみ、え?大丈夫という不安。
予選会当日、お客さんはやや年配の方が多め、勝手な想像で「今日は心をほっこりとさせる良い落語(古典)が聞きたいな」というお客さんが多い印象。
これはマズイ!昇輔さんのネタ「コールドスリープ」はそういうネタではない!ピンピンに尖ったネタだ!
かなりの不安の中、順番を決めるくじ引き、昇輔さんは3番手、よし!悪くない順番。
1番手、三遊亭兼太郎さんの「荒大名の茶の湯」
2番手、立川うぃんさんの「片棒」
と続きいよいよ3番手昇輔さん、マクラはコミコンでクリストファー・ロイドに塩対応された話。おいおい勝負を捨てたのかと最初は思っていましたが、クリストファー・ロイドは映画「バック・トゥ・ザ・フーチャー」でドク役の人ですよという内容から会場の潮目が変わりました。
それまで「あれ、この落語家さんの話している内容、よくわからないわね」という雰囲気だったのが、「この落語家さんは私の知らない面白い話(落語)をしてくれそう、もっと聞きたいわ」という雰囲気に変わりその雰囲気のまま昇輔さんのネタが始まります。「コールドスリープ」の内容については触れませんが要所要所でドカンドカンとウケました。
中入り挟んで
4番手、柳亭市次郎さんの「岩柳島」
5番手、桃月庵黒酒さんの「初天神」
予選通過はなかなか大変だと思いました。老舗の和菓子とパティシェのデザートどちらが好きというように「どこを見る」かによって票が割れそうな状況。
春風亭昇輔さんの結果は…予選第2位で本線出場ならずでした。が…
本選には5名の落語家さんが出場されます。予選は4回で残りの1枠は各予選会での惜敗率(接戦を表す指標)が高い参加者が進めるとのこと。
春風亭昇輔さんの惜敗率は90%を超えていて暫定1位!
2月24日の第4回予選会の状況にもよりますが、本選行けるのでは?
本選の予約を見ると残席が少なそう。これは早々に確保か。