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そのイライラは自律神経が乱れているからかも!?


自律神経が乱れると次のような症状があらわれます。

・身体的な症状
身体がだるい、眠れない、発汗、ほてり、動悸(どうき)、息切れ、めまい、頭痛、食欲不振、下痢、便秘など

・精神的な症状
イライラ、不安、やる気がでない、パニックになりやすいなど。

今回はその中でもイライラや不安な気持ちに対するについてです。


1.イライラすると自律神経が乱れる

毎日の生活の中でどうしてもイライラしてしまうことは誰にでもあると思います。
でも、イライラすることで不安を外に出し、自分を守ろうとしているのでイライラは自己防衛本能ともいえるのです。
しかしイライラが長引くと精神衛生上はもちろん、体にも悪影響が出てきます。

そんなイライラを上手にコントロールするためには、自律神経を整えるのが近道です。


2.イライラと自律神経の関係

人間には自律神経というものが備わっています。
自律神経には活動的、興奮する時などに優位に働く「交感神経」とリラックスする時などに優位に働く「副交感神経」の二つがあります。
イライラしている時は体のなかでは交感神経の働きが優位になっている状態です。

「交感神経」が優位に働いている状態では呼吸は浅く速くなり、血行も悪化します。
さらに腸の働きなども低下し、不調を引き起こしてしまいます。
イライラは長びけば、長びくほど自律神経のバランスを乱し、体のなかのさまざまな循環を滞らせてしまうのです。

3.人はなぜイライラするのか?

日常生活のなかで、イライラすることをピックアップし、その理由を分析してみると、「自分の思い通りにいかない」というような場面でイライラしていることがほとんどではないでしょうか。

つまり、イライラは「自分中心」の考え方から生まれるのです。
またイライラする出来事が起きたとき、「自分以外の誰かのせいだ」と思ってしまうと、状況を自分でコントロールすることができないため怒りが持続してしまいます。
するといつまで経ってもイライラは消えません。

イライラを解消するには気持ちを切り替えることも重要です。自分を客観視するだけで意外と冷静になれます。


4.自律神経を整えるセルフケア

自律神経のバランスを整えるポイント
副交感神経を優位にすれば良いわけではない!
「現代人はリラックスするが重要」という理由から「交感神経」を悪者にする傾向があります。

しかしどちらかにかたよっている、バランスが崩れ切り替えが上手くいっていない状態が不調を招く原因なのです。

副交感神経だけを高めるのではなく、交感神経と副交感神経のバランスを整え、切り替えが上手くできることを意識しましょう。重要なのは、バランスです。

● 夜の時間の過ごし方に気をつける

「副交感神経を優位にすれば良いわけではない」と述べましたが、現代の日本人において言うと、副交感神経に気配りをするという対策は間違いではありません。
なぜなら長時間労働が癖づいている日本人は、交感神経が活発に働きすぎている傾向があるからです。

そこで、副交感神経に適切に働いてもらうために、夜は以下の点を意識して過ごしましょう。

⑴ お風呂にゆっくり入って体温を上げる

入浴後に体温が徐々に下がることで、副交感神経が優位に働き始めます。

⑵ 寝る1時間前からパソコンやスマホを触らない

パソコンやスマホが発するブルーライトは交感神経を刺激しやすいため、距離を置きましょう。

⑶ 良質の睡眠をとる

睡眠をしっかりとって、副交感神経が働く時間を確保しましょう。
こうすることで副交感神経が適切に働き、交感神経と良いバランスが保たれるようになります。

この他、食べ過ぎない・過度なダイエットをしない・ストレス食いをしない、といった食事面の配慮も大切です。

●深呼吸

イライラすると、交感神経が働きすぎて、血行が悪くなり、息が浅くなってしまいます。そんなときは、副交感神経の働きをよくし、血行を改善する「ゆっくり呼吸」を行いましょう。イライラした気持ちも鎮まっていきます。

この呼吸法は、イライラしたときだけでなく、日課にするのもおすすめ。
毎日1回1分間のゆっくり呼吸を習慣づけて、自律神経を整えましょう。

おススメの深呼吸のやり方

① 肺いっぱいに息を吸い込むイメージで4秒かけて鼻から吸いましょう。
② 息を細めにゆっくり吐くき苦しくない程度で8秒かけて口から吐きましょう。
③ ①と②を1分間程繰り返しましょう。
4秒吸って、8秒吐くのが難しい場合は、「1:2」の長さで息を吸って吐きましょう。
3秒吸って、6秒吐く。2秒吸って、4秒吐くでもOKです。

●「思いやり」を持ってイライラを軽減!

イライラは「自己中心的な考え方」が原因に。
「思いやり」を持つことで、自己中心的な考え方から離れることができ、イライラしにくくなるはずです。

この「思いやり」に関係するのが、愛情ホルモンや幸福ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」の分泌です。オキシトシンは、自律神経を整えてストレスを軽減する効果があるとされています。

オキシトシンは、家族や恋人、友人、ペットの動物とのスキンシップなどによって分泌されます。また、実際に肌が触れ合わなくても、家族との団らんや、友人との食事、おしゃべりなどによっても分泌されるのです。
そして、重要なのが相手を思いやる気持ち。

人に親切にしたり、感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と言うなど、「人への思いやり」を持ったときにも、オキシトシンが分泌されるのです。

「思いやり」をキーワードに日常生活を過ごして、イライラを軽減させましょう。

●イライラを解消するおススメつぼ

神門(しんもん)
名前に「膵」という字が使われているように、膵臓の機能を活性化するといわれているツボ。

場所
手首の横じわの小指側の少しくぼんだ場所にあるツボ。

押し方
親指を「神門」にあて、残りの指で手首をつかみます。「痛気持ちいい」程度の強さで30回程度押します。まず左手首を、次に右手首を刺激します。

合谷(ごうこく)
「合谷」のツボを刺激することで、気持ちが落ち着き、徐々に平常心を取り戻すことができます。
また、ストレスで乱れた自律神経の機能を正常に戻す働きがあります。

場所
手の甲側、親指と人さし指の骨の分かれ目のやや人さし指側にあるツボ。

押し方
親指を「合谷」にあて、気持ちいいと感じる強さでやや強めに押しもみます。
両手それぞれ約30回程度、押してはもみを繰り返します。



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