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[旧裏デッキ]my mind don't come here


まえがき


旧裏の界隈の父ともいわれるソラさんが組んだ「Here Comes Lugia!」と言われるデッキがある。

このデッキは高打点だがエネルギーをトラッシュする欠点がある「ルギア(neo1)」の隙を低コストの割に打点の高めなアタッカーで補っている。相手が軽くても重くても対応できる非常に隙の無いデッキとなっており、完成度が非常に高い。この完成度の高いデッキを何かに活かせないかと考えたのが今回のデッキの始まりだった。

1エネ20を調べていると衝撃の事実が発覚した。

「ヒトカゲ(ロケット団)」と「ビリリダマ(ロケット団)」だと!?
これは昔なふださんが駿河屋高槻のジムバトルで優勝したドンマイの進化前達ではないか!?

しかも「リザードン(PF2)」はエネトラッシュで100ダメージを出せるので「ルギア(neo1)」と似ている。これは強いのでは!?
というわけで今回はソラさんの「Here Comes Lugia!」になふださんの「ドンマイ」を組み合わせて2つのデッキを1つにまとめた「my mind don't come here 」を紹介しよう。(ソラさんルギアを抜いてごめんなさい。)


デッキ紹介

・使用殿堂:高槻殿堂2023年4月
・新殿堂だと3点オーバー(エビワラー(第一弾)★0→★2、ププリン★0→★1)
・ハレツー殿堂2023年2月、うずまき殿堂2023年11月、名古屋殿堂2023年11月でも使用可能


ポケモン18枚
リザードン(PF2)2枚
リザード2枚
ヒトカゲ(ロケット団)3枚
マルマイン(第一弾)2枚★4
ビリリダマ(ロケット団)1枚
ビリリダマ(拡張シート赤)2枚
ハネッコ(neo2)1枚
ヒトデマン(第一弾)1枚
エビワラー(第一弾)1枚
ナツメのケーシィ(ジム拡張2)1枚
ププリン(neo2)1枚
ホウオウ(neo3)1枚

トレーナーカード32枚(うちドロソ17枚)
オーキドはかせ4枚
ウツギはかせ4枚
クルミ4枚
マサキ3枚
ナツメの眼1枚
パソコン通信1枚★2
ポケモン交換おじさん4枚
ポケモンいれかえ3枚
プラスパワー3枚
夜の廃品回収2枚
エネルギースタジアム2枚
突風1枚★2

エネルギー10枚
レインボーエネルギー4枚
基本炎エネルギー6枚


動かし方

このデッキは1エネ20ダメージを与えるポケモンが全部揃っている

相手がバトル場が弱点ありのHP50以下の場合下記のカードを揃える(バトル場がにげ0の場合は「ポケモンいれかえ」は不要、HPが40以下の場合はプラスパワーは不要)

相手が闘弱点のHP50の場合

次のターンがある場合、ポケモンいれかえ等でメインアタッカーをベンチに逃がした後2ターン目に「ほのおをもらう」「ヒトカゲ(ロケット団)」に「レインボーエネルギー」を移して手貼りして更に「マルマイン(第一弾)」で「エネエネ」をして最大4エネ貼ることが可能。

あとは相手に応じて「リザードン(PF2)」で攻めたり、「リザード」で攻めたり、たねで攻めたり変えていく。

個別解説

リザードン(PF2)2枚

このデッキのメインアタッカー。相手の大型ポケモンを潰す役割がある。HP100以下は全て雑に潰せるのでこのデッキの大半のアタッカーが苦手なHP90以上のポケモンを潰せて補完が出来ている。


リザード2枚

こっちもメインアタッカー。HP50のたねを1ターンで潰せる他「ほのおのしっぽ」等の20ダメと足して70ダメージになるのも強力。また「きりさく」に
より「ベイビィポケモン」をちょうど倒せるのも強い。「リザードン(PF2)」を出すまでもない相手はこちらをぶつける必要があるので進化させるタイミングに注意。
メインアタッカーなのに2枚というのは少なく見えるが「エネエネ」を使う関係で前に出る回数は少ないので2枚ともサイド落ちしたりしない限り意外といける。「ポケモン交換おじさん」を4投してるのでサーチも簡単。


ヒトカゲ(ロケット団)3枚

「リザードン(PF2)」の進化前でありながら1エネ20点で殴ることが可能。これにより炎弱点をワンパンするアタッカーも兼ねている。また特殊能力「ほのおをもらう」により前のアタッカーが使用した「レインボーエネルギー」を使いまわしたり、「レインボーエネルギー」のダメージを「マルマイン」等に肩代わりさせることが可能。前のアタッカーが生き残ってさえいれば普通の「ドンマイ」と比べても遅れを取らないのが大きな魅力。
メインアタッカーではあるものの先発スタートはしたくないので少なめの3枚にしている。


マルマイン(第1弾)2枚★4

エネルギーとして使える他、雷弱点の水相手なら2匹「マルマイン(第一弾)」を用意してこいつをアタッカーにするのもありかもしれない。「ヒトカゲ(ロケット団)」や「リザードン(PF2)」に「レインボーエネルギー」を貼る際にあらかじめ「マルマイン(第一弾)」に乗っけてから「ほのおをもらう」や「ファイヤーレイズ」することでダメカンを消すテクニックがある。


ビリリダマ(ロケット団)1枚

「マルマイン(第一弾)」の進化前でありながら1エネ20点で殴ることが可能。これにより雷弱点をワンパンするアタッカーも兼ねている。役割はそこまで多くないので1枚にしているが、このデッキは「ポケモンいれかえ」を過剰に積んでいるので、「コダック(化石)」が環境に多い場合はこっちを増やすのもあり。


ビリリダマ(拡張シート赤)2枚

ワンキル狙いのこのデッキは1ターンに狙ったアタッカーを前に出すことを重視したい。そのため逃げエネの少ない「ビリリダマ(拡張シート赤)」を多くした。ワンキルデッキであってもこっちが採用されるの汎用性高すぎる。


ハネッコ(neo2)1枚

草の1エネ20アタッカーその中でもにげエネが少ないのはこの「ハネッコ(neo2)」のみ。他の草アタッカーとして「エリカのマダツボミ(ジム拡張1/HP50)」や「キャタピー(neo2)」が候補になりどちらもHP50かつ炎のエネルギーでも殴れることが「ハネッコ(neo2)」にない強み、「エリカのマダツボミ(ジム拡張1/HP50)」は進化系の「エリカのウツボット」が特殊能力目当てで採用されることもあり偽装としても優秀。ただこのデッキは「ポケモンいれかえ」を使わないようにしたいのでにげ0の方が強いので「ハネッコ(neo2)」を使っている。
ここから下4枚は人によっては抜くカードになる可能性があるのでワンキルできそうなメジャーカードの一例をいくつか書いておきたい。
(ワニノコ、カスミのニョロモ、ゴマゾウ、グライガーなど)※このカード達のリンクは多すぎて省略


ヒトデマン(第一弾)1枚

水の1エネ20アタッカー、他には「カスミのニョロモ(ジム拡張1)」や「カスミのヒトデマン(ジム拡張1)」(高槻殿堂では★1だがハレツー殿堂や名古屋殿堂では★0)も存在する。「カスミのニョロモ(ジム拡張1)」ではなくこちらを選んだ理由はHP60もある「カツラのガーディ(カツラデッキ/HP60)」を2発で確実に倒したいため。「カスミのニョロモ(ジム拡張1)」だとコイン次第で逃げる必要が出てきて安定しない。某プレイヤーがこれを使ったデッキにハマってる気がしたので対策しておいた。(実際は別のデッキだったが)「カスミのニョロモ(ジム拡張1)」は「カスミのニョロゾ」がエネエネ込みで強力なのとHP50もあるのでこちらもありだと思う。
水タイプの仮想敵は。
(ヒトカゲ、ガーディ、カツラのガーディ、ヒノアラシ、マグマッグなど)



エビワラー(第一弾)1枚

闘の1エネ20アタッカー、他には「ワンリキー(第一弾)」、「イシツブテ(neo3)」、「エビワラー(拡張シート赤)」も存在する。それぞれ「ワンリキー(第一弾)」はHP50でありながらにげエネが1である点が優秀なので選択肢になってくる、もし新殿堂なら殿堂の関係もありこっちをつかうべきで、「イシツブテ(neo3)」はHPは40しかなく他に劣っているものの進化系の「ゴローン(neo3)」がコスパよくて強いのが優秀で「イシツブテ(neo3)」の逃げエネが1で強い。「エビワラー(拡張シート赤)」はコイン次第でベンチ打点が追加されるのでうれしいがあまりデッキコンセプトに合っていない。この中で「エビワラー(第一弾)」を選んだ理由は「エネエネ」を使った場合にアタッカーとして使える点にある。これにより闘弱点中心のデッキ相手に無双できる可能性があるので採用している。他にもワンキルされにくいHP70もうれしい。
闘の仮想敵は
(コラッタ、ピカチュウ、ピッピ、プリン、ビリリダマ、イーブイ、エイパムなど)


ナツメのケーシィ(ジム拡張2)1枚

超の1エネ20アタッカーで他は存在しない、にげ0である点は優秀だがこのデッキ的にエネは場に残ってくれた方が嬉しい場合が多いのでエネループの効果はちょっと痛い。とはいえ終盤はエネが手札に残って強い可能性があるので一概にデメリットでもない。
超の仮想敵は
(ニドラン♀、ズバット、マンキー、ケーシィ、ヤドン、ベトベター、ドガースなど)


ププリン(neo2)1枚

「プテラ(化石)」、「わるいラフレシア」対策の他にベンチの「なぞのかべ」「バリヤード(ジャングル)」を下記の「ホウオウ(neo3)」と組むことで潰せるようにしている。(別に有利にはならないけど勝てる可能性が出てくる)
このデッキは多くの不利デッキにも勝ちの可能性を残すようにデッキを作っているため、勝てる可能性みたいなネガティブに見える書き方が今後も多くなるが、そういうコンセプトに組んでいるのでネガティブに捉えないでほしい。
にげ0が増えるのもありがたい。またたねポケモンを増やすことでマリガン回数を抑えてワンキルしやすくしたり、こちらが2匹出しやすくしてワンキルされずらくする狙いもある。(まあ普通にワンキルされたけど…)


ホウオウ(neo3)1枚

ワザが優秀で「ヒトカゲ(ロケット団)」の「ほのおをもらう」で付けるエネルギーを増やしたり、ベンチ狙撃による無限ループ潰す狙いがある。またこのデッキのポケモンは全体的にHPを犠牲にしている傾向があるのでこういうカードがいるとワンキル率が低くなる狙いもある。「ポケモンいれかえ」が3枚も入っているので前で置物になる確率も低くなっている。


オーキドはかせ4枚
ウツギはかせ4枚
クルミ4枚
マサキ3枚
ナツメの眼1枚

このデッキのドロソはこれ+下の「パソコン通信」でワンキルを遂行するために若干多めになっているが、別にワンキルに命を懸けてるわけではないので「ウツギ博士」を入れて安定感を上げているごく普通のドロソ配分にしている。「ナツメの眼」を入れることでワンキルできない限り絶望相性の「ワニカメ」を事故らせて勝つ確率が無くはない状態にしている。(勝てるとは言っていない)


パソコン通信1枚★2

元の「ドンマイ」では「突風」になっている枠、このデッキの場合ワンキルに要求されるカードが多いためなににでも変換できるこちらを1枚入れている。博士が居ないなら博士に変換、あと1枚でワンキルが成立するならそのパーツ(各種ポケモン、レインボーエネルギー、ポケモンいれかえ、プラスパワー)をサーチすることが多い。博士が実質9枚になるので事故りづらくなる。


ポケモン交換おじさん4枚

このデッキの場合はなにがなんでも4枚必要。理由としてはポケモンのピン差しが非常に多い割に枚数が多いのでこのカードなしに目当てのカードを呼び込むのは困難となっている。メインアタッカーのはずの「リザード」も2枚しか入れて無いので基本これで呼び込む前提で組んでいる。ワンキルにしてもドンマイにしても大変お世話になるカードとなっている。


ポケモンいれかえ3枚

ワンキルでもドンマイでも必須なカードなので3枚入れている。適切な打点のアタッカーに入れ替える。ワンキルで必要なアタッカーを前に出す。ワンキル前にとりあえずにげ0をバトル場に出す。「ほのおのうず」を打った後の「リザードン(PF2)」をベンチに戻す。バトル場で立ち往生する「ホウオウ(neo3)」をベンチに戻す。状態異常を回復するなど。非常に便利なカードだ。


プラスパワー3枚

ワンキル側が必要としてるカード。これにより各技が1エネ50ダメージになりだいたいワンキルできる。
一方で打点がきれいなドンマイは使いこなせないことの方が多い。とはいえワンキル成功率は大事なので3枚入れている。なんなら4枚欲しいかもしれない。一応2枚貼れば「オーダイル(PF1)」を「ほのおのうず」でワンパンできるっちゃできる。


突風1枚★2

元の「ドンマイ」に2枚入っているカード。本音を言うと2枚欲しいが、「パソコン通信」の方が自分的に優先度高いと思って1枚「パソコン通信」にしたが、好みでこっち2枚にしてもいいと思う。相手の育ち切る前のアタッカーをこれで潰してボードアドバンテージを得る。もし新殿堂なら1点の「ポケモンぎゃくしめい」を2枚入れた方がいいと思う。にげ1も多く使いづらいがそれでも2回「突風」を使えるのはそれ相応のアドバンテージがある。


夜の廃品回収2枚

このデッキはピン差しが多くアタッカーを使いまわすために必須。特に「リザード」は1枚サイド落ちしちゃうとこれで戻さない限り次が呼べないので注意。


エネルギースタジアム2枚

「リザードン(PF2)」のコストを補う。このデッキは「リザードンデッキ」にしてはエネルギーが少ないのでできれば貼りたい。「いやしの野原」はワンキル側と相性が悪いので個人的には非推奨だが回復カードの少なさを補うことが出来るかもしれない。

レインボーエネルギー4枚

ワンキルとドンマイを繋ぐ大事なカード。これのおかげでこのデッキが成立している。「夜の廃品回収」や「エネルギースタジアム」で対象に選べない点に注意。


基本炎エネルギー6枚

今回は全部のエネルギーが「リザードン(PF2)」に対応している。他の基本エネルギーはリザードンの邪魔になるので入れる必要が無いと考えている。

あとがき

このデッキを使った駿河屋高槻の大会は3試合全試合がワンキル(2勝1敗)となっている。決める試合でしっかりワンキルを決めているのでワンキル特化ではないのに全試合しっかりワンキルできているのは強いのではないだろうか。
とがったデッキが大好きな筆者にしては珍しく、あらゆる事象に対応するように作ったデッキとなっていてそういうデッキが好きならありかもしれないけどワンキル狙いのデッキなのであまり使われて欲しくなくて正直記事にするかどうか悩んだのは内緒。



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