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[ポケモンカードGB]ポケカGBのドロソ事情+[使用デッキ]マインドスキャンデース

2023年8月8日にポケモンカードGBのスイッチ版が配信された。
このゲームがオリジナルのGBより優れている点は巻き戻し機能により拡張パックを厳選出来たり、どこでもセーブにより実質セーブデータを4つ持てたり、なによりも通信ケーブルなしで通信できることなんならオンラインで日本語版を持ってる全国のプレイヤーと対戦出来てしまうというGB時代には考えられないとんでもないメリットがある。
これによりディスコードサーバー内でも一部のプレイヤー間でポケモンカードGBが遊ばれており日々カードの研究が行われている。

今回はそんなユーザーたちで戦うディスコード大会「ポケモンカードGBパソコン通信杯第二回」に参加してきた。

画像は古い殿堂なので注意、下の方に最新版がある


今回はGBのドロソ事情の説明と使用したデッキを紹介しようと思う。
(この記事では普段旧裏勢が遊んでいる第一弾~neo4環境にあらゆるローカル殿堂(新殿堂,高槻殿堂,ハレツー殿堂,うずまき殿堂他)を合わせたものを紙の旧裏と呼んでいる)


紙の旧裏とGBの汎用カードの違い(一部自己流)

このゲームは紙の旧裏と違う常識がいくつか存在するため解説する

1.オーキドはかせは存在するが、ウツギはかせの代わりがパソコン通信

紙の旧裏だと「オーキドはかせ」と「ウツギはかせ」が存在する

どちらも性質が違うがカードを7枚引けるというのがぶっ壊れ効果で紙の旧裏は特別な事情が無い限りはこのカードを4枚ずつ入れることから始まる人が多く、紙の旧裏はこの2枚の存在のおかげでデッキが凄く回る。
ではGBではどうなのかというと「オーキドはかせ」は存在するのだが、「ウツギはかせ」は存在しない。
では「オーキドはかせ」だけで回さないといけないのかというとこのゲームには殿堂が少し緩和された「パソコン通信」が存在する。

紙の旧裏は2点に対してGBでは1点となっている。ポケカGBは「パソコン通信」抜きで考えるとドロソが弱いために点数を低くしている。このカードを使うことで「オーキド博士」を呼ぶことができるため実質オーキドはかせ5~8枚構築にすることができる。
基本は「オーキドはかせ」4枚と「パソコン通信」3~4枚が基本になるだろう。それ以下の枚数は上振れ狙いのデッキか回らなくてもなんとかなるデッキとなる。


2.単純にドローが足りないためポケモン図鑑とリサイクルが必須級

紙の旧裏は「クルミ」や「ナツメの眼」が存在する

枚数は人によるが「オーキドはかせ」、「ウツギはかせ」、「マサキ」と上記の2枚を組み合わせたドロソが紙の旧裏ではメジャーとなっている。ではGBではどうかというと「オーキドはかせ」と実質「オーキドはかせ」の「
パソコン通信」と「マサキ」しかなく全く足りてない。そこで自分が候補として使っているのは「リサイクル」と「ポケモン図鑑」となる。

「リサイクル」は事故った時に「オーキドはかせ」を戻すことが出来て疑似的に「オーキドはかせ」を増やすことができる。「ポケモン図鑑」は先のカード5枚を見ることが可能でもし見た先に「オーキドはかせ」か「パソコン通信」があれば次のターンから使うことが可能になる。また「マサキ」があればこのターンに「オーキドはかせ」を使うことが可能となる。
他には「メンテナンス」や「ギャンブラー」を使う場合もあるが自分の場合はこの5枚を中心に決めることが多い。

ちなみにこのゲームは「クルミ」でカードを戻せないのと「パソコン通信」で手札をトラッシュせざる得ないのと使うと山の「オーキドはかせ」がどんどん減っていくことからこれだけ積んでも紙の旧裏より事故率が高い。

3.夜の廃品回収不在によりフジろうじんやギャンブラーで山回復する。

紙の旧裏には「夜の廃品回収」というカードがある

一度トラッシュした。エネルギーカードやポケモンを3枚も戻せるため特別な事情が無い多くのデッキが2枚以上採用するカードとなっている。しかしこのゲームには残念ながらこのカードは存在しない。
では山札回復はどうするのかというと、「ギャンブラー」と「フジろうじん」がメジャーだろう。

「ギャンブラー」は手札が1枚か8枚になるカード。手札が事故った時に使うとワンちゃん回る可能性があるため、そういった意味でも強い。ただ1枚か8枚かは選べないので山を回復したいのに表が出たり。山札を引きたいのに裏が出たり裏目に出ることも多い。
「フジろうじん」は伝説のカードを使いまわしたり、ダメージが多いポケモンを回収したり山札回復以外にも使うことができる。ただし場に出ているカードを戻すため、ボードアドバンテージ的には大損することもあるので注意。
どちらも癖が強いので使いどころが難しい。

4.トラッシュから進化カード回収する方法はリサイクルしかない

このゲームは先ほど解説した通り夜の廃品回収が存在しない。
つまりトラッシュに落ちた。エネルギーカードやポケモンは別の方法で回収する必要がある。
エネルギーカードは「エネルギー回収」と「超エネルギー回収」が存在する。

これは手札さえトラッシュすればちゃんと回収できていいカードだ。「超エネルギー回収」は「エネルギーリムーブ」対策にもなりだいたいのデッキに1枚は入れたいと考えているぐらい強い。
リサイクルで盤面によっては「超エネルギー回収」を持ってきて殴れるエネルギーを確保するのも有効な場面が多数存在しているので1枚あるだけで本当に便利な存在だ。
ではポケモンを回収できるカードは…「元気のかけら」というカードになる。

ただしこのカードは"進化カード"が戻せない。
この環境にて進化カードが上に戻るカードは「リサイクル」しか存在しない。
一度捨てた進化カードは戻せないと思って大切にする必要がある。

余談だがGB環境がサイド4枚戦がメジャーな理由はリソース回復が足りないからという理由が大きい。というよりこうでもしないと誰も使いまわし困難な進化カードを使わなくなる未来が見えたので筆者の自分が訴えかけてそうなった過去がある。


5.ポケモンサーチはポケモン交換おじさんがあるので基本不自由はない、むしろパソコン通信で呼びやすいまである。

紙の旧裏は「ポケモン交換おじさん」を使ってポケモンを並べるデッキが主流だ

序盤で引いてしまった進化カードをたねポケモンに変換出来たり、出す予定の無いカードを山に戻して本来出したいポケモンに変えるなど、とても汎用性が高く多くのデッキに採用される。
なんとポケカGBにもこのカードが実装されておりポケカGBも好きなポケモンをサーチする分には全く困らない。
なんなら「パソコン通信」がダブった場合や「オーキドはかせ」と「パソコン通信」が同時に手札に来た時に欲しいポケモンをサーチすることすらある。ポケモンのサーチに関しては下手したら紙の旧裏よりやりやすいかもしれない。ただドロソが弱い関係であまりその恩恵は感じないことも多いかもしれない。

デッキ紹介

「マインドスキャンデース」

・使用殿堂:スイッチ殿堂(2023年10月9日現在)

(入ってる拡張パックの表記はGBではなく紙の旧裏が入ってるパックで表記する)

ポケモン17枚
スリーパー(化石)4枚
スリープ(第一弾)4枚
ミュウツー(コロコロプロモ)1枚
サンドパン(化石)2枚
サンド(第一弾)2枚
ドードリオ(ジャングル)2枚
ドードー(第一弾)2枚

トレーナーカード33枚(うちドロソ22枚)
オーキドはかせ4枚
マサキ4枚
パソコン通信2枚★1×2
ポケモン図鑑4枚
リサイクル4枚
ギャンブラー2枚

ポケモン交換おじさん4枚
モンスターボール1枚
ポケモンいれかえ2枚
ミニスカート1枚★6
超エネルギー回収1枚
プラスパワー4枚

エネルギー10枚
基本超エネルギー10枚

このデッキの使用理由と動かし方

まずはこの動画を見てほしい

じつは「ナイトヘッド」は相手の手札を見ることができるバグが存在する。
これにより殴りながら相手の手札を見ることができるカードとなっている。
筆者のタコトプスといえばやっぱりインチキ裁定だろう。

ってことで初めての大会では絶対このインチキ裁定を使うことを決めていた。

ロックデッキということで殿堂は「ミニスカート」を入れた。「パソコン通信」が少なくなることから事故率は高くなるが、そんなことより、インチキ裁定を活かしたコンボをしてキャラを守りたかった…

動かし方は
1.相手が展開する前に「ミニスカート」する
2.「スリーパー(化石)」の「みらいよち」でデッキトップを操作する
3.「ナイトヘッド」で手札を把握しながらドローカードは「みらいよち」で下に沈めて動く前に潰す。

という感じ結構シンプルなので今回はメッセージでまとめた


個別解説

スリーパー(化石)4枚
スリープ(第一弾)4枚

今回の主役。今回は「水エネルギー」は貼らない。上記の通り相手の手札を見ることができる。また上の技もロックデッキに使うのに最適でこちらは欲しいカードが引けるし、相手は一生ドローカードにたどり着けないようにできる。ただ、「ナイトヘッド」は打点が低く、無色に対しては詰むので「スリーパー」を使う際は絶対に他のアタッカーも必要。この環境に「抵抗力低下ジム」なんてものはない。


ミュウツー(コロコロプロモ)1枚

とりあえず超タイプで強いからという理由だけで入れたカード。「超エネルギーリムーブ」を連打するタイプのデッキに強くなる。


サンドパン(化石)2枚
サンド(第一弾)2枚

無色で殴れる闘タイプ、この環境だと殿堂の高い「プテラ(化石)」とこのカードだけ、このカードに「プラスパワー」を貼ることで「ベロリンガ(ジャングル)」を2発で倒せる。紙の旧裏では「グライガー(neo1)」に役割を取られてまず使われることはないが、このようなカードがガチで検討されるのがGB環境の面白いところ。


ドードリオ(ジャングル)2枚
ドードー(第一弾)2枚

「サンドパン(化石)」と「スリーパー(化石)」を使い分けるために入れた。超タイプがアタッカーのデッキには必須だと思っている。


オーキドはかせ4枚
マサキ4枚
パソコン通信2枚★×2
ポケモン図鑑4枚
リサイクル4枚
ギャンブラー2枚
(上記で解説した項目と画像は省略)

今回は「パソコン通信」が2枚しか入っていない。これは「ミニスカート」に殿堂が取られているからだ。つまりこのデッキは上振れ狙いのデッキとなっている。

余談だが今後このnoteでGBデッキは「リサイクル」はドロソとしてカウントしていることが多くなるはず。これは「オーキドはかせ」を戻してデッキを回す機会が多いと判断しているからだ。
これまでも「リサイクル」で戻すカードがドロソになる可能性の高いデッキは全部ドロソとしてカウントしてたりする。例えばこのデッキとか

デッキ紹介のトレーナーカードの個所を見ると「リサイクル」がドロソに含まれてることがわかる。


ポケモン交換おじさん4枚
モンスターボール1枚
(上記で解説した項目と画像は省略)

今回は欲しい進化カードが多いので「モンスターボール」まで入れてみた。山札を圧縮できる可能性があるのも偉い。


ポケモンいれかえ2枚

このデッキは抵抗に抗う必要があるのでこのカードが大事。


ミニスカート1枚★6

とても不快度が高いカード。先ほど解説した通りこの環境はドロソが実質「オーキドはかせ」、「パソコン通信」、「マサキ」しかないので紙の旧裏の時点でも強いのにそれとは比べ物にならないほど強力で展開が非常に止まりやすい。(ポケモン図鑑とリサイクルはスリーパーで潰せる、ギャンブラーやメンテナンスは運が悪いと酷いことになる)しかも「パソコン通信」を「ミニスカート」に変換することも可能なため実質「ミニスカート」3枚積みと同じ。


超エネルギー回収1枚

足りないエネルギーを補うカード。「エネルギーリムーブ」にも強くなったりする。


プラスパワー4枚

「サンドパン(化石)」が「ベロリンガ(ジャングル)」を2発で倒すためのカード。「ウィンディ(プロモ)」の「いかりのほのおの」打点を上げないようにワンパンできたのは感動した。(スリーパーに4枚貼った)


基本超エネルギー10枚

エネルギーの配分はまだ研究中。とりあえず、紙の旧裏と同じ枚数にしてみた。このデッキ的には全然足りてる印象だった。

感想等

3/4回事故ったので「パソコン通信」を2枚も抜いた洗礼を受けた。
ただ「ミニスカート」は糞カードなので個人的にはこれぐらいが適正だと思っているが…

この大会後に使われる殿堂

どうやら次回からは緩和されるようだ…



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