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[旧裏]ハンドフルコンボ

前書き

皆さんはポケモンカード旧裏の黒歴史とも言えるコンボをご存じだろうか

そうわるいラフレシア…の方じゃなくて「にせオーキドの逆襲+ロケット団のおねえさん+ロケット団の罠」で手札を0枚にするコンボである

このコンボは「ハンデス」と言われる相手の手札を0枚にして身動きが取れなくなるコンボだ

このコンボは強力すぎる故に現代の殿堂ランクに制限された旧裏ではほぼ不可能となっている

ではその逆で相手の手札を限界まで増やすのはどうだろうか?

敵に塩を送るだけでなんの意味もないと思うかもしれないが、実はこれはこれで強力な戦法になるのではないかと思い今回はデッキを組んでみた

手札にトレーナーが増えれば増えるほど打点の上がる「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」の「ポルターガイスト」でサイドを取りきるとても攻撃的なデッキとなった…






そんなので勝てる訳がなく実際の狙いは別にある

皆さんはポケモンカード旧裏の黒歴史とも言えるコンボをご存じだろうか

そう「わるいラフレシアとゴースト(拡張シート緑/HP70)」を組み合わせた「わるラフポルター」と言われる組み合わせだ

わるいラフレシアは現代の殿堂ランクでは最高の点数である8点となっておりいれてしまうと他の殿堂カードが全く入らないデメリットがある

しかしその分効果は強力で相手はこの試合中一切トレーナーカードが使えなくなってしまう

つまり相手の「わるいラフレシア」と対戦するときは相手が「わるいラフレシア」を出す前にいかにトレーナーを有効活用して展開を出来るかが重要となり、相手に「わるいラフレシア」を出されても勝てるような盤面をあらかじめ作っておくことが求められる(結構難しいけど)

だからこそ使えるカードは全て使ってでも強い盤面を作る必要があるのだ

そこにパソコン大暴走で5枚も手札を与えてしまうとどうなるだろうか

相手の展開が止まることを知らずに好きなだけ展開して「わるいラフレシア」に勝ててもおかしくない盤面にしてくるだろう

そして、その盤面を実現するために複数のカードを無駄遣いしてくれるはずだ

どうせ「わるいラフレシア」が来てしまうと使えなくなるので使えるやつは早めに使った方が特になる
本当にこのデッキが「わるいラフレシア」デッキならそうなっただろう
しかし全然違うデッキだと後で思い知らされることになる

実はこのデッキはLO(相手の山札を0にする)デッキで「わるいラフレシア」は一切関係ない
相手はいくら手札を減らしても「にせオーキドはかせ」で勝手に補充されて次第に山札は無くなっていく

逆に膨らんだ手札を維持しても「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」の「ポルターガイスト」のカモになるだけので今度はサイドレースに勝ちやすくなるだけというどうしようもない状況に陥るはず

そして相手の山札が10枚以下になったとき「くすぐりマシーン」で手札がない状態にして「にせオーキドはかせ」で7枚引かせて残り3枚は「ポケモン性格判定」の強制ドローか「カツラのクイズその2」+「コダック(化石)」の「ずつう」でどうしようもなくする事で山札を枯らす事が出来る

このように「わるいラフレシア」の悪名高さを利用したLOデッキとなっているのだ

デッキ名は相手にフルで展開できる手札を持たせるという意味で「ハンドフルコンボ」と名付けている

デッキ紹介

「ハンドフルコンボ」


・使用殿堂 新殿堂
・高槻殿堂2023年4月だと12点オーバー(ゴースト(拡張シート緑/HP70)★0→★1×4、ポケモンぎゃくしめい★1×2→★2×2、くすぐりマシーン★0→★2×3)
・ハレツー殿堂2023年2月だと9点オーバー(ポケモンぎゃくしめい★1×2→★2×2、くすぐりマシーン★0→★2×3、コダック(化石)★1→★2、バルキー★3→★1)
・うずまき殿堂2023年7月だと8点オーバー(ポケモンぎゃくしめい★1×2→★2×2、くすぐりマシーン★0→★2×3、コダック(化石)★1→★2、バルキー★3→★2)


ポケモン16枚
ゴースト(拡張シート緑/HP70)4
ゴース(化石)4
やさしいゴルダック1
コダック(化石)1★1
わるいクサイハナ1
ナゾノクサ(ロケット団)1
バルキー1★3
ピチュー(PF2)2
ピチュー(neo1)1★2

トレーナー35枚(うちドロソ21枚?)
パソコン大暴走4
ウツギはかせ4
エリカ4
カツラのクイズその3 1
ポケモン性格判定 4
カツラのクイズその2 4
にせオーキド博士4
くすぐりマシーン3
ポケモンぎゃくしめい2★2
ポケモン交換おじさん3
夜の廃品回収2

エネルギー9枚
基本超エネルギー9

個別解説

ゴースト(拡張シート緑/HP70)4
ゴース(化石)4


このデッキのメインアタッカー
相手はこいつを対策するために手札を捨ててくるはずなのでそこを「にせオーキドはかせ」で引かせるのが今回の作戦
いくらスペックが高い「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」でも特にサポートするようなカード無しだとフルに展開してる相手に殴り勝つのは難しいと考えている

やさしいゴルダック1
コダック(化石)1★1 

今回の隠れたフィニッシャー
こいつが初手だと「わるいラフレシア」じゃないとバレるので普通に展開していい
相手の山札が10枚ぐらいになったときに「くすぐりマシーン+にせオーキドはかせ」した後「カツラのクイズその2」と「ポケモン性格判定」を連打して相手にどこかで引かせる
そして引いてしまったら最後、「カツラのクイズその2」で引いて山札が1枚残ってしまった場合はどこからともなく「コダック(化石)」を出して「ずつう」っていいながら「夜の廃品回収」と「ウツギはかせ」を封じて勝利することが出来る
「やさしいゴルダック」は「鋼ラッキー」に役割が持てる可能性があったので入れた
そしてやさしいポケモンなので「ポケモン性格判定」に使える

わるいクサイハナ1
ナゾノクサ(ロケット団)1


いるだけで仕事するポケモン
「わるラフポルター」といわれる対策してないと詰んでしまうデッキだと思わせるために採用している
初手でこいつをサーチすると相手は完全に「わるラフポルター」前提で動いてくれるのでできる限りたくさん展開しようとしてくれるのが今回の狙い
薄くなった山を「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」や「にせオーキドはかせ」で無理矢理引かせて最後に「くすぐりマシーン」で倒す
「わるいクサイハナ」は「バリヤード(ジャングル)」を倒せる可能性があるので採用している
そしてわるいポケモンなので「ポケモン性格判定」に使える
また、どちらもどくのこなを覚えているので「カツラのクイズその3」で使うと引けるかもしれない

バルキー★3


超抵抗対策
こいつが初手だと「わるいラフレシア」じゃないとバレるので普通に展開していい
「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」と「バルキー」って結構相性良さそうと思ってたので今回使ってみることにした
実際超抵抗を殴れるのはかなり強かった
ただ、コイントスがやっぱり辛いので活躍しないときは活躍しない

ピチュー(PF2)2

「ずつう」対策
いっしょにあそぼを使うともう一匹ベビィを呼べるので「ワープポイント」の対策になる


ピチュー(neo1)1★2

刺さるデッキに刺さるカード
こいつが初手だと「わるいラフレシア」じゃないとバレるので普通に展開していい
もし、「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」がサイドを取りきって勝てるならどこかで複数サイドを取る必要があると考えたのでそれが出来る「ピチュー(neo1)」を採用した
これによりサイド取りきりによるの勝ちも増える結果となった

パソコン大暴走4
ウツギはかせ4
エリカ4


普段絶対使わないな配分のドロソ
まず、相手に引かせることがデメリットどころかメリットになるので「パソコン大暴走」と「エリカ」は4投安定で
事故率を下げるためにはかせがほしいと思ったときに手札をトラッシュしないと引けない「オーキドはかせ」よりカードをキープしやすい「ウツギはかせ」を選択した結果このドロソ配分となった


ポケモン性格判定 4
カツラのクイズその2 4

ドロソにも打点調整にもフィニッシャーにもなる素敵なカード
このカードはかならず3択のうちどれかを選ばないといけないので意図的に不正解になることが出来なくなっている
そして当ててしまった場合は「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」の打点が上がるし山札が少ない場合はそのまま勝ちに持っていけることも…
相手の山札が3枚を切ったときはこのカードをひたすら連打してみよう
相手は間違えないといけないのだけど間違えてもこちらがドローして手札が増え続けて次の「カツラのクイズその2」や「ポケモン性格判定」が引けるので相手の精神を崩壊させる事が出来る

カツラのクイズその3 1

こちらは意図的に不正解に出来るカードだが、相手が今、どうしたいかを探ることが出来るカードとなっている(メタモンと答えると絶対不正解になる)
今回はいつもの使い方と違ってあえてわかりやすい「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」を伏せるのが正しい使い方
そうすると相手は引きたいのか引きたくないのかわかる
それを見てこちらの攻撃で相手が倒せるかどうかを判断出来る
ちなみに今回の「ポルターガイスト」クイズの正解率は100%だった

にせオーキド博士4
くすぐりマシーン3

新殿堂の中で正直好きなコンボ
それにしても「にせオーキドはかせ」4投は多いと思うかもしれないがこれは相手がトレーナーを使いきって「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」を対策してきたときに手札を無茶苦茶にするために入れている
相手の手札が6枚以下なら強制的にドローさせることが出来るのも強みなので4枚必要になる

ポケモンぎゃくしめい2★2

サイド取りきりプランを進めやすくするためのカード
他にも置物を呼び出して「ナイトメア」込みで縛る動きも強力で相手がいれかえカードのためにドロソを使いまくってくれるなら非常にありがたい

ポケモン交換おじさん3

サーチカードだが、「ゴース(化石)」、「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」の展開は勿論、「ナゾノクサ(ロケット団)」を無駄にサーチしたり終盤に「コダック(化石)」をサーチする動きも出来る
デッキによって使いたいカードが異なるタイプのデッキなのでかなり重宝する

夜の廃品回収2

いつも通りの枚数
「コダック(化石)」がトラッシュに行ってしまった時はこのカードと「ポケモン交換おじさん」を同時に握っておくといきなり詰ませる事が出来て便利

基本超エネルギー9

「ゴースト(拡張シート緑/HP70)」は少ないエネルギーで殴れるのでこの枚数がちょうどいい
残りのアタッカーもベビィなので他の色は入っていない

あとがき

結果は4勝1敗と思っていたよりも勝ててしまったデッキ
クイズ連打やくすぐり連打で相手の精神が崩壊していく様は見ていて愉快だった(性格悪い…)

また、今まで「ポケモン性格判定」というカードは自分の中だと1/3でしかドロー出来ない非常に面白くないカードだと思っていたが、このデッキを作ったことによりその評価を改めることにし、凄く面白いカードへと評価を変えた
実は旧裏入りたての頃に面白そうと思って速攻で4枚集めたカードなのに今までしっくり来る使い方が全く思い付かず、あんまり使わないカードだった事を考えると凄く感動するものがある

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