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芸能事務所のオーディション募集に出すプロフィール作成で押さえておくべきこと 5選

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どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は

オーディションの応募資料作成で大前提押さえておくべき概念 5選

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所で

マネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことを

シェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

オーディションの応募資料作成で大前提押さえておくべき概念 5選

というテーマでお話しさせて頂けたらと思います。

今回は、よくご質問をいただく、「オーディションで送るプロフィールの作り方」について、大事な概念をお話させていただけたらと思います。

一口にプロフィールといっても、モデルさん向きだったり、タレントさん向きだったり、色々とタイプがあります。

今回は特に俳優さん向けのプロフィールについて、お話しできたらと思います。

よく映画監督の方から聞く、実技オーディションに呼びたくなるプロフィールの条件には、いくつか共通する項目があるんですよね。

ここをキッチリ抑えていけば、大分印象の良いプロフィールが出来上がるかと思います。

今回はそういったプロフィール作成のポイントを5個、お話したいと思います。

まず1番最初にですね

プロフィールを見る側の視点に立てているかどうか

ということをお話していきます。

皆さんのプロフィールを見るのはどんな人で、その人がどんなことを知りたがっているのか、ということを把握するということですね。

プロフィールを必要とする時はオーディションの時が多いと思いますけど、このオーディションも色々なパターンがありまして。

芸能事務所のオーディションであるとか、あとは映画とか演劇のオーディション、それからドラマやCMのオーディションなど様々です。

そういった中で、これは特に駆け出しの役者さんに多いんですけど、よくプロフィールに、将来どういった俳優になりたいかといったことを書いてる人も少なくないと思うんですけれども、こういった情報はですね、映画や演劇のオーディションでは必要ないんですよね。

書くこと求められることがあるとすれば、それは芸能プロダクションに応募する際です。

そもそもオーディションによって、求められることは結構変わってきまして

例えばCMとかは、とにかく分かりやすい情報が求められるわけで、簡単に言うと「見た目」ですね。

例えば、顔がすごく特徴的であるとか、整っているとか、怖い顔をしてるとか。

CMはもう数十秒で、台詞がないケースも少なくないので、そういったぱっと見でわかる情報、具体的に言えば表情のアップの写真が最重要だったりするわけです。

あと、モデルさんのオーディションは、やはり身長やスタイルが重要になってきます。

ですから、写真なんかも、なるべく多くのパターンがあった方が良いと思います。

そしてこれが映画とか演劇のオーディションになると、写真や身長・サイズといった、ぱっと見でわかること以外の、実績や演技力、人間性などがより重要になってきます。

だからまず、作品のオーディションだったら監督に、芸能事務所に応募するならその事務所の社長に、憑依したつもりでですね、一体どんなことが知りたいのか

もっと言うと、どんなことを伝えられたら、自分たちのチームに迎え入れたいと思うのか、そういったことをですね、客観的に想像することがめちゃくちゃ大事です。

俳優の向井理さんもですね、オーディションを受ける際に大事にしていることとして

「先方が何を求めているのかを徹底的に考え抜くこと」そんな風に以前おっしゃっていました。

それと、これは特にまだ目指し始めたばかりの若い役者志望の方にお伝えしたいことなのですが

プロフィールのフォーマットは

市販されている履歴書とかオーディション用紙は、あまり使わない方がいいと思います。

特に履歴書は絶対NGで、そもそも履歴書は、一般企業の就職活動で就職生が使うようなものであって、芸能オーディションには完全に不向きです。

どこの中学、高校を卒業したかとかまでは伝える必要のない情報で

あと住所とかも書く欄があったりしますけれども、特に女優さんとか、伝えたら逆に危険な場合も正直あります。

オーディション用紙なんかも一部では販売されていたりするんですけど、これも作品のオーディション向けというよりも芸能プロダクション向け、それも18歳以下の若い方用という感じです。

これで作品のオーディションに応募するとですね、正直内容見てもらうまでもなく落選になってしまうと思います。

なのでそういう市販の物を使うのはやめた方がいいと思います。

できるだけ提出する先に合ったプロフィールを自分でですね、最初は慣れないかもしれませんけど、1つ1つ丁寧に作っていくというのがやっぱり1番良いです。

あとメール応募の際は、添付するプロフィールだけじゃなくて、メールの文章も大事です。

なので、その文章も丁寧に、節度ある文章を心がけましょう。

たまにメール応募で、必須のプロフィール項目だけ箇条書きで書いて送ってくる役者もいると聞くんですけど、それはもう正直アウトですね。

最低限のマナーは社会人同様、芸能志望者にとっても必須で、いろんな役を演じる役者なら尚更、世間知らずだとやっていけません。

やっぱり審査側の監督らからしても、「一緒に仕事がしたいと思える俳優かどうか」ということはすごく大事なんですよね。

もちろんお芝居が上手いことに越したことはありませんけど、映画にしろ演劇にしろ、長い時間一緒に過ごすわけですから

やっぱり「この人と一緒にやりたいな」と思えるような人じゃないとダメなわけです。

なので、応募資料を読む側の気持ちになってですね、どんな文章なら、「この人と仕事がしたい」と思ってもらえるのか

そういったことを、応募資料作る際は、まず意識するようにしましょう。

それでは2つ目に

写真選定で失敗しないコツ

について、お話をしたいと思います。

大前提のことからお伝えできたらと思うんですけど

衣装に関してはですね、豪華な服を用意したりとか、派手な服を用意する必要はなくて、何より「清潔感がある」ということが一番大事かと思います。

なので例えば、シワだらけの服とかは良くないですかね。

サイズに関してもですね、ブカブカの服はやめた方がいいです。

他には、ラフすぎるのもあまり良くなくて、家着で撮ってるような写真なんかもなるべく避けた方がいいかと思います。

それから雰囲気重視の、いわゆるアートチックな服装の写真を使っている方も意外と多くて、これもあんまり良くないです。

例えば、暗いところで撮ってたりとか、髪の毛で顔が半分ぐらい隠れていて、顔の表情がよく分からなかったりとかですね。

役者の写真において、顔がハッキリ見れるかはすごく大事ですから、顔がはっきりと分かるものを用意してもらった方が良いかと思います。

あとですね、撮影場所も気を配った方が良くて

例えば自宅で撮った写真。

自宅で撮るのが絶対ダメだということではないんですけれども、背景にですね、自分の部屋とかキッチンが映っていたりとかですね、そういう生活感ある写真はダメですね。

また逆に、屋外での撮影で、後ろに海とか山が映っていたりとか、逆に廃墟で撮っていたりとかですね。

サブ写真としてはアリかもですが、メイン写真はもっとシンプルでいいかと思います。

なので、後ろの背景が気が散るような場所で撮らないように気をつけていただければと思います。

あとこれ結構盲点だと思うんですけど、写真を複数パターン用意するのであれば、表情は全部違うものが良いかと思います。

全部同じような表情とかではなく、こういう表情もするのかとか、笑うとこんな表情になるのかとかですね、そういうの結構大事です。

ファッション誌と違って、プロフィールにおけるメインは服ではなく人物なので、服だけじゃなく表情でもバリエーションをつけるようにしましょう。

とはいえ、写真を複数パターン用意するのであれば、衣装もなるべく変えた方がいいですね。

例えばスーツを着ているような写真であるとか、若い方であれば、制服を着てるパターンっていうのもあってもいいかと思います。

いずれにしろ何かしら役が想像できるような衣装が良いかと思いますね。

それから、これは女性に関してですが、過度なメイク、あまりにも濃すぎるようなメイクであるとかは避けた方がいいと思います。

あと、モデルさんのプロフィールではありませんから、過度なポージングを取っているもの、よく腰に手を当ててモデル立ちしているような写真をお使いの方も少なくないですけれども

そこまでする必要はないかなと思います。

まとめると、その人らしい自然体な格好で撮っていただくのがいいかなと思います。

それからもう1つ、写真に関して多分皆さんが気になるのは「誰に撮ってもらうか?」ということですよね。

いわゆるカメラマンの選び方に関してなんですけれども。

これに関して言うと、やっぱり写真を撮る人の好みとかこだわり、そういったものが写真には反映されるものです。

ですから撮っていただく方がどのような作品を今まで撮ってきたのか、チェックしといた方がいいと思います。

それと、そういうカメラマンとどこで出会うのかということなんですけど、一つは、写真スタジオで。

大体相場としては1万円ぐらいですかね

ただ、家族の記念写真とか、そういったものは写真屋さんは慣れてると思いますけど、芸能系、特に俳優のプロフィール写真っていうのはやっぱり慣れてない人がほとんどですから。

できることであれば、芸能特化のカメラマンさんにお願いするのがベストかと思います。

例えば今Twitterとかでですね、「自分でこういう写真を撮ったりしてます」という風に発信してる人も最近多くなってきましたので

「被写体 募集」みたいに検索して、撮ってる作品を見てですね

「自分もこういう風に撮ってもらいたいな」という風に思えば、その募集ツイートにリプライ送って、コンタクト取ってみるといいと思います。

金額に関しては、大体1万円ぐらいでやってくれる人が多いかと思いまして、2ポーズで大体3万円ぐらいですかね、相場は。

人によっては「え、そんなするの?」って思う方もいらっしゃるかもですが

写真はプロフィールにおいて一番大事なので

全然それぐらいかけていいと個人的には思いますね。

それでCMのオーディションとか受かればですね、それぐらいすぐに回収できますから。

それでは3つ目にですね

実績や特技・趣味で審査員は何を知りたいのか

という話をしていきたいと思います。

まず実績、要は出演歴についてなんですけど

正直出演数は少ないよりも多い方がいいとは思うんですけど

数よりもどれだけ名の知れた作品で、メインキャストを演じてきたかが

重要視されてるんじゃないかなと思います。

だから、出演作を出演年順にズラーっと書き並べるよりも

自分が一番押したい自信のある出演作とか

もしくはそのオーディションの募集役と近い役で出演した作品を

いくつかピックアップして太字にするとかあるいは赤字にするとかして

目立つ上の方に書いておくといいんじゃないかなと思います。

あとこういうプロフィールの中で、趣味とか特技を、書くと思うんですけど

大事なことは、何かしらその先に「具体的な役」を想像させてあげることができるかどうか、ということなんですよね。

だからそのためには、なるべく具体的に書いた方が良いです。

例えば、「趣味 音楽」っていう風に一言で終わらせるんではなくて、楽器を演奏できたりするのか、またどういった楽器が演奏できるのか、音楽を作ったりもするのかとかですね。

歌を歌えるのであればどういった歌が得意なのかとか、なるべくこれも細かく具体的である方が良いです。

他にも「ダンスが得意です」と一言で書いてる人なんか結構多いんですけれども、ダンス1つとっても、クラシックのダンスもあれば、ヒップホップもあれば、たくさん種類があるわけです。

また、高校の文化祭で1回か2回やった程度なのか、もう10年15年とやってきた、人に教えることもできるぐらいのレベルなのか、何かしらの大会で受賞したような実績を持ってるのかとかですね。

そういった細かい情報もあればより良いと思います。

あとはですね、資格的なことで何かしら、例えば乗馬ライセンスを持っていて、それを記載しておけば、そういう時代劇の案件でかなり有利になったりすると思いますし

いずれにしても、何かしら役に生きるであろう趣味や特技があるのであれば、それを具体的に書いてあげることが大事です。

あとは変わった趣味を書く人も結構います。

例えば「ボーっとすること」というようなことを書いてた人が過去いましたけども、それだとそれがどう役に生きるのか、ちょっとイメージしづらいですよね。

こういうのはあんまり良くないわけです。

あとこれは余談ですが、主に芸能事務所の書類オーディションを受ける際に、好きな映画とか好きな演劇とか、そういったことを書く項目がありますけれども

作品名だけ書くって言うのでも全然いいんですけど

もし記入できるスペースがあるのであれば

その作品のどこが好きなのか、どんな影響を受けたのかということもきちっと自分の言葉で書けるとより良いと思います。

それでは4つ目にですね

不要な内容は削る

というようなお話をしたいと思います。

ふかぼらなくていいことを延々と書いてしまって損をしてしまっている方が少なくなくてですね

どういったものが多いかといいますとですね、例えば「なぜ俳優になりたいか」ということなどでして

芸能事務所の書類オーディションで、経歴を書く中でさらっと書くならいいんですけど、こういったことをズラーっと書いてる人も意外と多くて

これは、皆さん自分のことですから、熱く語りたくなる気持ちは分かるんですけれども、特に作品のオーディションでは全くいらない情報なんです。

ですからこういったものよりも、具体的にどういったことができるのか、そういったことが知りたいわけです。

ですからそういう皆さんの思いはですね、プロフィールにはあえて書く必要はありません。

またわざわざ自分にとってマイナスになる情報を書いてしまう人も意外と多いです。

例えば「自分は演技経験がほとんどありません」とかですね、そんなことはあえて言う必要はありませんし、あと実績の欄に、(エキストラ役)とかですね

そういったこともいちいち書く必要はないと思います。

とにかく良い評価につながらないことはあえてプロフィールに書く必要はないと思いますね。

こういったことも気をつけていただければと思います。

それでは最後、5個目にですね

神は細部に宿る

というお話をしたいと思います。

プロフィールに限らずなんですけど、いかにディテールまでこだわれるかが、結局勝敗をわけるものなんですよね。

具体的には、例えばプロフィールのレイアウト、これがバラバラの人、少なくないんですよね。

写真の大きさがバラバラだったりとか

あと書かれている文字が、大きいのもあったり小っちゃいのもあったり

全然違うフォントを使っていたりとか、

統一感がない人も少なくないです。

あと必要な情報が漏れていないかどうかということもしっかりとチェックしてみてください。

はい、というわけで

「プロフィール作成で大前提押さえておくべき概念」ということでやってまいりましたけども

いかがでしたでしょうか?

芸能事務所のオーディションを受ける上でも

作品のオーディションを受ける上でも

まずはこの書類審査を通過できるかが要になってきますから

応募資料はこだわりすぎるぐらいでちょうどいいと思います。

というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

記事を最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました!

木全俊太

【Twitter】
https://twitter.com/kimatashunta

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