ピアノの練習をしてほしい(幼児期)
ピアノの練習をしない。「やりなさい」と言ってもやらない。
子どもは、もっと他のことがやりたいのです。そのやりたいことを上回る魅力が、練習になくてはなりません。やりなさいでは、楽しくないのです。
子どもにとって一番の魅力は親との関わりです。親と関わることは、子どもにとって幸せな時間なのです。そして、その中に楽しさがあれば、鬼に金棒です。
気持ちをピアノの練習へ
そこで、親がピアノを弾きます。上手でなくてもよいです。楽しそうに音を出すのです。「あれ、間違えちゃった」でもいいのです。楽しそうに親が弾いていれば、子どもは、気になります。
年齢が上がるほど、親と離れても楽しく過ごせるため、振り向かせるのに時間がかかるかもしれませんが、続けます。子どもは親も楽しいことも大好きです。楽しそうに練習している親にいつか振り向くはずです。
練習の工夫
練習を始めたら、あとは楽しく練習です。気になることは「もっと◯◯するといいなぁ」で、強要しません。子どもの気持ちを大切にします。たまには、きりのいい小節ごとに交代して弾いたり、和音が分かれば子どもの弾きに合わせて連弾したりします。あるいは、ぞうさんでゆっくり弾いたり、ねずみさんで速く弾いたり、同じ箇所の練習でも、飽きのこない工夫していきます。